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美容専門学校の奨学金は?種類・条件・申請の流れと学費を抑える制度まとめ
2026.09.04

「学費が払えるか不安」「奨学金はどんな種類があるの?」と悩んでいる高校生や、進学を支える保護者の方は多いのではないでしょうか。
美容系の学校では、2年間の学費が200万円台になることも珍しくありません。ただし、返還不要の給付型を含めた支援制度は年々広がっており、使える選択肢は決して一つではありません。知っているかどうかで結果が変わります。
大きく分けると、国の制度、日本学生支援機構の奨学金、学校独自の制度の3つです。組み合わせて使えるものもあるため、まず全体像を知っておくことが第一歩になります。
この記事では、それぞれの制度の内容と対象になる条件、申請の流れとスケジュール、借りる前に考えたいことまでを順番に整理しました。
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美容専門学校で使える制度の全体像
まずは、どんな種類があるのかを俯瞰しておきましょう。制度ごとに性質がまったく違います。
大きく3つに分かれる
1つ目が、国が実施する高等教育の修学支援新制度です。授業料・入学金の減免と、返還不要の給付型奨学金がセットになっています。
2つ目が、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金です。返還不要の給付型と、卒業後に返していく貸与型があります。
3つ目が、学校が独自に設けている制度です。特待生制度や入学金の免除など、内容は学校によって大きく異なります。
このほか、教育ローンやひとり親家庭向けの制度、社会人向けの給付金もあります。併用できる組み合わせもあるため、一つに絞る必要はありません。
性質の違いを押さえておきましょう。返さなくてよいものと返すものでは、卒業後の負担がまったく変わります。
まず確認したい2つのこと
最初に確認すべきは、志望校が制度の対象校になっているかです。国の修学支援新制度は、認定を受けた学校でのみ利用できます。
対象校は文部科学省の支援対象校一覧で公表されています。募集要項にも記載されているので、出願前に必ず確認しましょう。
対象校でない場合、国の制度は使えません。学校選びの段階から確認しておくことが、後の選択肢を広げます。
もう一つが、卒業までにいくら必要かです。初年度納入金だけでなく総額で把握しておかないと、支援額が足りるかを判断できません。相場は美容専門学校の学費で整理しています。
教材費や行事費が学費に含まれるかどうかも見ておきましょう。支援の対象になるのは、授業料と入学金が中心です。
高等教育の修学支援新制度
近年もっとも拡充が進んでいるのが、この制度です。返還が不要な支援が中心となる点が大きな特徴です。
制度の内容
令和2年4月に始まった国の制度で、授業料と入学金の減免、そして返還不要の給付型奨学金の2つで構成されています。大学・短期大学・高等専門学校・専門学校が対象です。
支援額は、学校の種別や設置者、自宅通学か自宅外かによって定められています。専門学校と短期大学では上限額が異なるため、進学先に応じて確認が必要です。
参考までに、大学等の場合は授業料で年間70万円程度、入学金で28万円程度が上限の目安とされています。専門学校や短期大学は別の基準です。
制度の詳細と最新の支援額は文部科学省の高等教育の修学支援新制度のページで公表されています。
給付型奨学金は毎月支給されます。授業料の減免と合わせることで、実質的な負担を大きく下げられる仕組みです。
対象になる世帯
もともとは住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯が中心でした。令和6年度から中間層への支援が拡大され、対象は着実に広がっています。
令和2年の開始以降、対象は段階的に広がってきました。以前は対象外だった世帯が該当することもあるため、思い込みで判断しないようにしましょう。
大きな変化が、令和7年度からの多子世帯への拡充です。扶養する子どもが3人以上いる世帯は、所得制限なく授業料・入学金の減免を受けられるようになりました。
ただし「同時に3人以上を扶養している」ことが条件です。上の子が就職して扶養から外れると該当しなくなるため、時点による判定である点に注意しましょう。
世帯年収が600万円程度までであれば、多子世帯の場合に給付型奨学金も組み合わせられます。減免と給付の両方を受けられる可能性があります。
多子世帯であっても、自動的に支援が受けられるわけではありません。日本学生支援機構への申請が必要で、採用されて初めて対象になります。
該当するかどうかは、日本学生支援機構がマイナンバーの情報をもとに判定します。学校側では判定できないため、まずは申請が必要です。
学業要件と注意点
成績だけで判断される制度ではありません。高校の成績が基準に届かない場合も、レポートの提出や面談で学習意欲を確認することで要件を満たせます。
進学の意欲をどう示すかが問われます。なぜ美容を学びたいのかを言葉にしておくことは、志望動機の準備にもつながります。
採用後も、毎年家計と学業の状況が確認されます。出席率や単位の取得状況が基準を下回ると、警告を経て支援が打ち切られることもあります。
資産についての基準もあります。制度は改定が続いているため、申請の前に必ず最新の要件を確認してください。
日本学生支援機構の奨学金
最も利用者が多いのがJASSOの奨学金です。返還が不要なものと必要なものがあり、性質が大きく異なります。
給付型奨学金
返還が不要な奨学金です。修学支援新制度と一体で運用されており、申請すると授業料等減免もあわせて判定される仕組みになっています。
支給額は、学校の設置者や自宅通学かどうか、支援区分によって決まります。詳細は日本学生支援機構の給付奨学金のページで確認できます。
申請は日本学生支援機構に対して行い、あわせて学校に授業料等減免の申請をします。どちらも手続きが必要な点に注意しましょう。
貸与型奨学金
貸与型には、利子のつかない第一種と、利子のつく第二種があります。第一種のほうが基準は厳しく、成績や家計の要件が設けられています。
貸与型は、名称こそ奨学金ですが卒業後に返していく借入です。月々の返還額と期間を確認したうえで、必要な額に絞ることが大切になります。
返還は卒業後、おおむね半年ほど経ってから始まります。就職して間もない時期に始まる点は覚えておきましょう。
給付型と貸与型は併用できる場合もあります。ただし調整が入ることもあるため、金額の見通しは事前に確かめておきましょう。
第二種は利子がつきますが、在学中は利子がかかりません。卒業後の返還が始まってから利子が発生する仕組みです。
予約採用と在学採用
申し込みには2つの時期があります。高校3年生のうちに申し込む予約採用と、進学後に申し込む在学採用です。
予約採用のほうが、入学時点で見通しが立つため安心です。高校を通じて手続きするので、案内を見逃さないようにしましょう。
申し込みの案内は、春と秋に配られるのが一般的です。募集の時期は限られているため、学校のお知らせを必ず確認しておきましょう。
予約採用に間に合わなかった場合も、在学採用で申し込めます。ただし支援の開始時期が遅くなるため、初年度の納入には別の手段が必要になることもあります。
すでに高校を卒業している人や高卒認定の合格者も、在学採用で申し込めます。経歴によって門戸が閉じることはありません。
学校独自の制度
国の制度とは別に、学校が用意している支援もあります。学校選びの比較材料になります。
特待生制度
多くの美容系の学校が、独自の特待生制度を設けています。学費の一部が免除されるもので、返還は不要です。
選考の方法は、書類審査や面接、プレゼンテーションなどさまざまです。成績だけでなく、意欲や取り組みを評価する学校も少なくありません。
学年ごとに選考を行い、在学中の成績で認定する制度を設けている学校もあります。入学後にも挑戦できるかどうかを確認しておきましょう。
入学金の免除やその他の優遇
入試の方式によって入学金が免除される制度や、卒業生・在校生の家族を対象にした優遇制度を設けている学校もあります。
入試の種類によって免除額が変わる学校もあります。どの入試を選ぶかで負担が変わるため、募集要項を読み込みましょう。
一人暮らしを支援する制度を用意している学校もあります。募集要項の該当ページを必ず確認しておきましょう。
本学の制度は奨学制度のページでご覧いただけます。学校選びの観点はおすすめの美容専門学校の見つけ方でも整理しています。
制度の有無や条件は学校ごとに大きく違います。同じ条件でも支援額に差が出るため、比較の対象に入れておきましょう。
そのほかの支援制度
奨学金以外にも、状況に応じて使える制度があります。あわせて知っておきましょう。
国の教育ローン
日本政策金融公庫が扱う教育ローンは、保護者が借りる仕組みです。奨学金が学生本人の借入であるのに対し、返済の主体が異なります。
入学前にまとまった資金が必要な場合に使われることが多い制度です。奨学金の支給が始まるまでのつなぎとして利用する家庭もあります。
奨学金との併用も可能です。ただし借入が重なるため、家庭全体の返済負担を確認したうえで判断しましょう。
ひとり親家庭向けの制度
自治体が実施する母子父子寡婦福祉資金の貸付など、ひとり親家庭を対象にした制度があります。お住まいの市区町村の窓口が相談先です。
美容師の資格取得を目指す場合、高等職業訓練促進給付金の対象となることもあります。要件は自治体によって異なるため、事前の確認が欠かせません。
自治体独自の給付制度を設けている地域もあります。住んでいる場所によって使える制度が違うため、窓口で確認するのが確実です。
社会人向けの制度
社会人から美容師を目指す場合、専門実践教育訓練給付金が使えることがあります。厚生労働大臣が指定した講座が対象で、受講費用の一部が支給されます。
美容師の養成課程が指定を受けている学校もあります。働きながら学ぶ形は美容師の夜間課程とはでも解説しています。
教育訓練給付の対象講座は厚生労働省のサイトで検索できます。受講の前に手続きが必要な制度もあるため、順序を確認しておきましょう。
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申請の流れとスケジュール
制度によって申し込む時期が違います。高校3年生の春から夏が最初の山場になります。
修学支援新制度と給付型奨学金は、高校を通じた予約採用の案内が春に配られます。この時期の案内を見逃さないことが最も重要です。
申請にはマイナンバーの提出が必要で、家計に関する情報も求められます。保護者と一緒に、早めに書類をそろえておきましょう。
保護者の所得証明など、取り寄せに時間がかかる書類もあります。締切から逆算して動くことが確実です。
学校独自の特待生制度は、入試の出願と同時に申し込む形が多く見られます。入試の日程と連動するため、募集要項で確認してください。
採用の結果は、進学後の手続きを経て確定します。入学時の納入に間に合わない制度もあるため、初年度の資金計画は別に立てておくと安心です。
不明な点は、高校の先生や志望校の窓口に相談しましょう。制度は複雑なため、人に聞くほうが早い場面が多くあります。
借りる前に考えておきたいこと
制度を使えば進学の道は開けますが、返還が必要なものは借入です。卒業後の生活まで見据えて判断しましょう。
確認したいのは、借入の総額と月々の返還額、返還が終わる年齢の3つです。数字にして書き出すと、無理があるかどうかが見えてきます。
美容師の収入は、経験を積むにつれて伸びていく仕組みです。デビュー直後は収入が高くない時期もあるため、給与の考え方は美容師の給料も参考にしてください。
免許取得までの流れは美容師になるには、国家試験の内容は美容師国家試験とはで解説しています。
返還が不要な制度を優先し、足りない分を貸与型で補うのが基本の考え方です。まず給付型と減免を調べるところから始めましょう。
進学先の選び方も、費用に直結します。学費の総額と支援制度をセットで比べる視点を持ちましょう。
家族と早い段階で話しておくことも大切です。費用の話は先延ばしにするほど、選択肢が狭まっていきます。
奨学金を使って進学した人は珍しくありません。周囲にも同じ立場の人がいると知っておくだけで、相談しやすくなります。
まとめ
美容専門学校で使える制度は、国の修学支援新制度、日本学生支援機構の奨学金、学校独自の制度の3つが柱です。組み合わせて使えるものもあります。
修学支援新制度は、授業料・入学金の減免と給付型奨学金がセットです。令和7年度からは、扶養する子どもが3人以上の世帯が所得制限なく減免の対象になりました。
貸与型は卒業後に返していく借入です。返還額と期間を確認し、返還不要の制度を優先したうえで必要な額に絞りましょう。
必要な資格や学びの中身も、あわせて確認しておきましょう。取得できる資格は美容師の資格とはで整理しています。
制度は毎年のように変わります。文部科学省や日本学生支援機構の最新情報を確認し、志望校の窓口にも相談しながら進めてください。進路の考え方は美容の進路はどう選ぶも参考になります。
経済的な理由だけで進学をあきらめる必要はありません。まず調べて、相談するところから始めてみてください。
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