

News
コラム
美容学校の学費はいくら?課程別の相場・内訳・支払い時期と負担を抑える方法
2026.09.04

「美容学校の学費はどれくらいかかるの?」「学費以外にもお金は必要?」と気になっている高校生や、進学を支える保護者の方は多いのではないでしょうか。
美容系の学校では、卒業までの総額が300万円台になることも珍しくありません。ただし、課程や学校によって幅が大きく、比べ方を知っておくことが大切です。金額だけを並べても、正しい判断はできません。中身とセットで見る必要があります。
あわせて確認したいのが、学費に何が含まれているかです。教材費が別になっている学校も多く、総額で見ないと判断を誤ります。
この記事では、課程別の相場から、学費の内訳、支払いの時期、負担を抑える制度、比較するときの注意点までを順番に整理しました。
| \ 学費のことも、遠慮なくご相談ください /
オープンキャンパスの個別相談でもご案内しています。 |
美容学校の学費の相場
まずは全体の目安から。課程によって金額は大きく変わります。
全体の目安
美容系の専門学校を対象にした調査では、初年度納付金の平均が約119万円、卒業までの総額が約220万円という数字が示されています。金額は毎年見直される場合もあります。最新の募集要項で確認することが前提になります。
ただし、これはあくまで平均です。80万円台から150万円を超える学校まで、初年度納入金には大きな幅があります。
金額の幅は、実習の時間や設備、取得できる資格の数によって生まれます。高い=良いとは限りません。都市部の学校はやや高めになる傾向があります。地域による差も、比較の際には考慮したい点です。
同じ学校でも、コースによって金額は変わります。ヘア中心のコースとトータルビューティー系では、教材の量が異なるためです。
昼間課程の場合
最も一般的な昼間課程では、2年間で200万円から300万円程度が目安とされています。実習の時間が長く、設備や教材にかかる費用も大きくなります。学費のほかに、初年度は制服や道具の購入も重なります。入学前後の支出をまとめて見積もっておきましょう。
国家試験の対策やサロン実習、行事なども含まれるため、学びの内容が充実するほど費用も上がる傾向があります。
1クラスあたりの人数や実習室の設備によっても、費用の構成は変わります。何にお金がかかっているかを見ておきましょう。内訳や抑える方法は美容専門学校の学費でも詳しく整理しています。2年間で集中して学べるため、早く現場に出られるという時間の価値もあります。費用だけでは測れない部分です。
夜間課程・通信課程の場合
夜間課程は、昼間課程より100万円ほど抑えられるケースが見られます。働きながら学べるため、収入を保ちながら通える点も利点です。ただし、設置している学校の数は多くありません。通える範囲にあるかが前提になります。
通信課程はさらに低くなります。3年間で数十万円台という学校もあり、費用面では最も負担が軽い選択肢です。
通信課程は、美容室に勤務しながら学ぶ人が多い形です。収入を得ながら通えることが、実質的な負担をさらに下げます。ただし、修業年限は昼間・夜間が2年以上、通信は3年以上です。期間が延びる分、卒業までの時間も見込んでおきましょう。
働きながら学ぶ場合、時間の確保が最大の課題になります。費用の安さだけで選ばないようにしましょう。夜間の学び方は美容師の夜間課程とはで解説しています。スクーリングの交通費や宿泊費が必要になる場合もあります。会場と日程を事前に確認しておきましょう。
短期大学の場合
美容を学べる短期大学もあります。修了すると短期大学士の学位が得られ、進路の選択肢が広がる点が特徴です。国の修学支援新制度は、短期大学も対象です。認定を受けた学校であれば、減免と給付型奨学金を利用できます。
学費は学校によって幅があり、専門学校より必ず高くなるとは限りません。総額で比較することが大切です。
学位が得られる分だけ高くなるとは限りません。思い込みで除外しないことが、選択肢を広げます。取得できる資格の数も比較材料です。在学中にまとめて取れるほど、卒業後にかかる費用は減ります。
学費の内訳
同じ「学費」でも、中身は学校ごとに違います。「学費」と呼ばれるものに何が含まれるかは、学校によって異なります。
学費に含まれるもの
一般的には、入学金、授業料、実習費、施設設備費、教育充実費などが含まれます。名称は学校ごとに違います。実習費や施設設備費は、実習中心の美容分野では大きな割合を占めます。設備投資が反映される部分です。
入学金は初年度のみで、5万円から20万円程度が目安です。2年目以降は授業料と各種の費用が中心になります。2年目の納入額は、初年度より低くなるのが一般的です。入学金の有無が差になります。
募集要項に「初年度納入金」と書かれている場合、入学金を含んだ金額であることが多くなります。表記の意味を確認しましょう。「授業料」だけを比べても意味がありません。同じ条件でそろえて比較することが必要です。
学費と別にかかるもの
見落としやすいのが教材費です。シザーズやコーム、ウィッグ、メイク道具、ユニフォームなどが必要になります。教材費が学費に含まれる学校と、別途必要な学校があります。2年間で10万円以上かかることも珍しくありません。
入学時に一括で購入する学校と、必要なときに買い足す学校があります。支払いの時期も確認しておきましょう。ウィッグは消耗品です。練習するほど買い足しが必要になるため、想定より膨らむこともあります。
道具は長く使うものです。質の良いものを選ぶと、結果的に長持ちすることもあります。このほか、検定の受験料、国家試験の受験料、行事費、修学旅行や海外研修の費用なども発生します。任意か必須かも確認しておきましょう。
検定を多く受ける学校では、受験料の合計も無視できません。何をいくつ受けるかを確認しておきましょう。
生活にかかる費用
自宅から通えない場合、家賃と生活費が加わります。地域によっては、学費と同じくらいの負担になることもあります。一人暮らしを始める場合、引っ越しと家具の購入費も加わります。入学時期は支出が重なる点に注意しましょう。
通学費も見込んでおきましょう。定期代は毎月かかるため、通いやすさは費用の問題でもあります。学生寮や提携物件を紹介している学校もあります。住まいの支援があるかも確認しておきましょう。
実習の練習で自主的に使う材料費もあります。卒業までの総支出として考えることが大切です。アルバイトで補う人も多くいますが、実習と練習の時間を確保できる範囲に収めることが大切です。
支払いのスケジュール
いつ、いくら必要になるかを知っておくと、計画が立てやすくなります。
入学までに必要なお金
合格後、入学手続きの期限までに入学金と初年度の一部を納める学校が一般的です。時期は入試の方式によって変わります。奨学金の支給は、入学後になるのが一般的です。初年度の納入には別の手段が必要になることもあります。
総合型選抜で早く合格が決まると、納入の時期も早くなります。奨学金の支給が始まる前に必要になることもあるため、注意が必要です。入試の方式によって、納入の締切は変わります。合格の時期が早いほど早く必要になる点は押さえておきましょう。
教材費や制服代も、入学前後にまとまって発生します。初年度は支出が集中すると考えておきましょう。入学を辞退した場合の返還の扱いも、募集要項に記載されています。確認しておくと安心です。
分割納入という選択
多くの学校が、年額を一括で納める方法のほか、期別や月別の分割納入を用意しています。分割の回数が多いほど、一回あたりの負担は軽くなります。ただし手数料がかかる場合もあるため、条件を確認しましょう。
教育ローンと組み合わせる家庭もあります。金利と返済期間を含めて比べましょう。納入の時期と方法は、募集要項に記載されています。家族と共有しておくことで、直前に慌てずに済みます。制度の有無は学校によって違います。相談に応じてもらえる場合もあるため、遠慮せず問い合わせてみましょう。
| \ 支払いの方法も個別にご相談いただけます /
学費や支援制度について、個別相談でご案内しています。 |
負担を抑える方法
使える制度は複数あります。組み合わせられるものもあるため、早めに調べておきましょう。
国の修学支援新制度
授業料と入学金の減免と、返還不要の給付型奨学金がセットになった国の制度です。大学・短期大学・専門学校が対象になります。令和2年の開始以降、対象は段階的に広がっています。以前は対象外だった世帯が該当することもあるため、思い込みで判断しないようにしましょう。
令和7年度からは、扶養する子どもが3人以上の世帯が所得制限なく授業料等の減免を受けられるようになりました。対象になるかどうかは、日本学生支援機構への申請が必要です。自動的には適用されません。
制度の詳細は文部科学省のページで公表されています。志望校が対象かどうかは支援対象校一覧で確認できます。学業に関する要件もありますが、成績だけで判断されるわけではありません。レポートや面談で学習意欲を確認する仕組みです。
奨学金
日本学生支援機構の奨学金には、返還不要の給付型と、卒業後に返していく貸与型があります。
貸与型には、利子のつかない第一種と利子のつく第二種があります。名称は奨学金でも借入である点は理解しておきましょう。
給付型と貸与型は併用できる場合もあります。ただし調整が入ることもあるため、見通しは事前に確かめましょう。
申し込みは、高校3年生のうちに行う予約採用と、進学後の在学採用があります。詳細は日本学生支援機構のページで確認できます。借入の総額と月々の返還額、返還が終わる年齢を数字で書き出してみましょう。無理があるかどうかが見えてきます。
学校独自の制度
多くの美容系の学校が、特待生制度や入学金の免除を設けています。返還が不要なものが中心です。選考の方法は書類審査や面接、プレゼンテーションなどさまざまです。成績以外で評価される制度も少なくありません。
卒業生や在校生の家族を対象にした優遇、一人暮らしの支援などを用意している学校もあります。募集要項の該当ページを確認しましょう。
本学の制度は奨学制度のページでご覧いただけます。在学中の成績で認定する制度を設けている学校もあります。入学後にも挑戦できるかを確認しておきましょう。
そのほかの制度
日本政策金融公庫の教育ローンは、保護者が借りる仕組みです。入学前にまとまった資金が必要な場合に使われます。奨学金の支給が始まるまでのつなぎとして利用する家庭もあります。社会人から目指す場合、雇用保険の専門実践教育訓練給付金が使えることもあります。要件はハローワークで確認しましょう。
受講費用の一定割合が支給される仕組みで、負担を実質的に下げられる制度です。手続きの順序に決まりがあるため注意しましょう。ひとり親家庭を対象にした自治体の制度もあります。住んでいる地域によって使える制度が違うため、窓口での確認が確実です。
借入が重なると、返済の負担も重なります。家庭全体で確認することが大切です。
比較するときの注意点
金額だけを並べても、正しい比較にはなりません。まず、卒業までの総額で見ることです。初年度だけを比べると、2年目以降の負担を見落とします。複数校の資料を並べて、同じ項目で表にすると違いが見えてきます。手間はかかりますが確実な方法です。
次に、教材費が含まれるかどうかです。学費が安く見えても、別途で大きな費用が発生する場合があります。三つ目が、何にお金がかかっているかです。設備や実習時間、取得できる資格の数によって、金額の意味は変わります。
また、教材費が含まれるかどうかを確認します。安く見えても、別途で大きな費用が発生する場合があります。安いことだけを基準にすると、実習の機会が少ない学校を選んでしまうこともあります。費用と内容のバランスで判断しましょう。
そして、学びの中身も大切です。国家試験の合格率や就職実績も、費用に見合うかを判断する材料になります。比較の観点はおすすめの美容専門学校の見つけ方で整理しています。国家試験の合格率や就職実績もあわせて確認してください。
国家試験の内容を知っておくと、対策にかかる費用の意味も理解しやすくなります。試験は美容師国家試験とはで解説しています。
まとめ
美容系の専門学校では、初年度納付金の平均が約119万円、卒業までの総額が約220万円という調査結果が示されています。昼間課程は2年間で200万〜300万円程度が目安です。夜間課程は昼間より抑えられ、通信課程はさらに低くなります。ただし通信は3年以上の修学が必要で、期間が延びる点も踏まえて選びましょう。
学費とは別に、教材費、検定料、行事費、生活費がかかります。ウィッグは消耗品で、練習するほど買い足しが必要です。就職後の収入まで見据えることも大切です。給与の考え方は美容師の給料で整理しています。
負担を抑える制度は複数あります。返還不要のものを優先し、足りない分を検討するという順序で調べてみてください。進路の考え方は美容の進路はどう選ぶも参考になります。免許取得までの流れは美容師になるには、取得できる資格は美容師の資格とはで整理しています。
| \ 山野美容芸術短期大学で、学びを実現する /
ヘア・メイク・ネイル・エステ・着付けまで幅広く学べます。 |



