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美容師の給料はどのくらい?平均年収・役職別の収入・給料を上げる方法まで解説

2026.07.08

「美容師の給料はどのくらい?」「他の仕事と比べて低いって本当?」「給料を上げる方法は?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。

 

厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、美容師の平均年収は約370万円です。全産業平均と比較するとやや低い水準にありますが、美容師の給料は役職や経験年数、勤務地域、サロンの規模、そして給与体系(固定給・歩合給)によって大きく変動します。

 

特に、スタイリストとして指名客を獲得したり、トップスタイリストや店長へキャリアアップしたりすることで、年収500万円以上を目指すことも十分可能です。さらに独立開業に成功すれば、年収1,000万円を超えるケースもあります。

 

この記事では、美容師の平均年収や初任給の相場から、役職別・地域別の給料の違い、給料を上げるための具体的な方法、独立開業のメリットと注意点、そして美容師の待遇改善の動向まで、給料に関する情報を網羅的に解説します。

 

 

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美容師の平均年収と初任給

まずは公的な統計データをもとに、美容師の給料の実態を確認しましょう。

 

平均年収は約370万円

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、企業規模10人以上のサロンに勤務する美容師の平均的な給与は、月給約30万600円年間賞与約10万9,800円です。これを年収に換算すると約371万円となります。詳しいデータは厚生労働省の職業情報提供サイトでも確認できます。

 

全産業の平均年収が約382万円であることを考えると、美容師の年収はやや低い水準にあります。ただし、この数字はアシスタントからトップスタイリストまでを含んだ平均です。経験を積んでキャリアアップすれば、平均を大きく上回ることは十分可能です。

 

初任給と手取り額

新卒1年目の美容師の初任給は、月額約20〜22万円が相場です。ここから社会保険料や所得税などが差し引かれるため、実際の手取り額は約15〜17万円程度になります。新卒の場合は住民税がかからない分、2年目以降よりも手取りが多くなるケースがあります。

 

初任給はアシスタント時代の給料であるため低めに感じるかもしれませんが、スタイリストに昇格すれば給料は大幅にアップします。アシスタント期間は通常1〜3年程度で、この期間にどれだけ技術を磨けるかが将来の収入を左右します。

 

役職別の給料の違い

美容師の給料は役職によって大きく異なります。キャリアステップごとの年収目安を見ていきましょう。

 

アシスタント:年収200〜250万円

美容師として就職後、最初に任される役職がアシスタントです。先輩スタイリストのヘルプ業務が中心で、自分でカットを担当する機会は限られます。歩合給がほとんど発生しないため、年収は200〜250万円程度と最も低い水準です。

 

スタイリスト:年収300〜400万円

サロン内の試験に合格してスタイリストに昇格すると、お客様のカットやカラーを一人で担当できるようになります。指名客が増えるほど歩合給が加算されるため、年収は300〜400万円に上がります。

 

トップスタイリスト:年収500〜800万円

高い技術力と多くの指名客を持つトップスタイリストは、サロンの看板的存在です。メディア出演や雑誌の撮影に携わるケースもあり、年収500〜800万円を稼ぐことも珍しくありません。

 

店長・マネージャー:年収400〜600万円

店舗の売上管理やスタッフの育成を担う店長やマネージャーは、技術職と管理職の両方の役割を果たします。責任が増す分、年収400〜600万円と安定した収入が得られます。

 

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地域やサロン規模による給料の違い

美容師の給料は、働く地域やサロンの規模によっても差が生じます。

 

都市部と地方の年収差

東京や大阪などの大都市では顧客数が多く、施術単価も高めに設定できる傾向にあるため、美容師の年収も高くなります。厚生労働省のデータでは、東京都の美容師の平均年収は約438万円とされている一方、地方では300万円前後の地域もあります。

 

ただし、都市部は家賃や生活費も高いため、手元に残る金額は地方と大きく変わらないケースもあります。年収の額面だけでなく、日々の生活費とのバランスで判断することが大切です。

 

サロン規模による差

大手チェーンサロンは福利厚生が充実し、基本給も安定している傾向があります。従業員1,000人以上の企業規模のサロンでは、平均年収が約460万円に達するというデータもあります。一方、個人経営の小規模サロンでは給料が低めになりやすいですが、将来的な独立につながる経験を積めるというメリットがあります。

 

美容師数の推移や業界の動向について詳しく知りたい方は、美容師数は41万人を突破のコラムも参考になります。

 

美容師の給料を上げる5つの方法

美容師の平均年収がやや低めだからといって、諦める必要はありません。以下の方法で給料アップを目指しましょう。

 

技術力を磨き指名客を増やす

歩合給制度のあるサロンでは、指名客の数が収入に直結します。カット・カラー・パーマなどの技術力を磨き、お客様一人ひとりに合った提案ができるスタイリストになることが、給料アップへの最短ルートです。

 

関連資格を取得する

美容師免許に加えて、ヘアカラーリスト検定やヘッドスパ検定、ヘアケアマイスター検定などの関連資格を取得すると、施術メニューの幅が広がります。資格手当が支給されるサロンもあるため、直接的な収入アップにもつながります。

 

山野美容芸術短期大学で取得を目指せる資格の一覧は、資格取得のページでご確認ください。

 

より待遇の良いサロンに転職する

サロンによって給料体系は大きく異なります。サロンによって給料体系は大きく異なります。検定の他に、店内でInstagramやTikTok等SNS担当になる他、在庫発注担当、アシスタントリーダーや教育担当になる等幅広い知識や業務を担っていくことで、役職手当が付く会社もありますし、ヘアスタイルの撮影、コンテストの受賞等で補助やボーナスが付くお店も多くあります。

 

歩合給の割合や基本給の水準、賞与の有無、福利厚生の充実度を比較し、より好条件のサロンへ転職することも有効な手段です。経験とスキルがあれば、転職によって年収が大幅にアップするケースも珍しくありません。

 

物販やメニュー提案力を強化する

ヘアケア商品やスタイリング剤の物販は、美容師の収入を底上げする重要な要素です。お客様の悩みに合った商品を適切に提案できれば、物販インセンティブによる収入アップが期待できます。また、トリートメントやヘッドスパなどの追加メニューの提案力も収入に直結します。

 

そのためカットやシャンプーの技術力だけでなく、薬剤や肌の知識、時事ニュースや全年齢に対応できる幅広い話題等、特にコミュニケーション力や語彙力などを磨くことも飛躍的な収入アップにつながります。

美容師の働き方や選択の幅の広がり

近年は、ブリーチ専門店や縮毛矯正専門店、髪質改善・トリートメント専門サロン、メンズ専用美容室など、1つの技術を売りにした特化型美容室が増えてきています。

好きな技術を極め得意な分野のスペシャリストとなることで、より短い修行期間で技術者となり高収入に繋げることもできるなど、ライフプランや子育てなど生活環境に合わせた働き方も、幅広く選択できるようになってきています

 

独立開業する

経験を十分に積んだ後、自分のサロンを独立開業することで、大幅な収入アップが見込めます。詳しくは次のセクションで解説します。

 

独立開業した場合の収入と注意点

独立開業は美容師にとって大きな夢であり、高収入を実現するための有力な選択肢です。

 

独立開業に成功すれば、年収500〜1,000万円以上を目指すことも可能です。自分で料金設定やメニュー構成を決められるため、高単価な施術を提供するサロンを構えれば、勤務時代を大きく上回る収入が期待できます。

 

ただし、独立には開業資金(数百万〜1,000万円程度)の準備や、集客・経営・経理・法務などのビジネススキルが必要です。売上が安定するまでは収入が不安定になるリスクもあるため、十分な実務経験と資金計画のもとで準備を進めることが重要です。

 

近年はフリーランスとして面貸しや業務委託、シェアサロンを利用する働き方も増えています。自分の固定客がいれば低リスクで独立でき、時間の自由度も高い点が魅力です。

 

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美容師の待遇改善の動向

近年、美容業界では人手不足を背景に、待遇改善の動きが加速しています。

 

初任給の引き上げや賞与の充実、週休2日制の導入、社会保険の完備、産休・育休制度の整備など、労働環境の改善に取り組むサロンが増えています。厚生労働省の統計でも美容師の賃金は前年比で増加傾向にあり、業界全体として給料は上向きつつあります。

 

また、厚生労働省が「エステティック業における職業能力評価基準」を策定するなど、美容業界全体のプロフェッショナル化と待遇改善に向けた取り組みが進んでいます。美容師は「手に職をつけられる」技術職であり、自分の努力次第でキャリアと収入の両方を伸ばせる魅力的な職業です。

 

山野美容芸術短期大学では、美容師免許と短大卒の学位を同時に取得でき、美容の技術だけでなく経営やビジネスの知識も学べます。卒業生の就職実績は就職実績のページ、学びの環境は学びの特長、学校の概要は大学についてのページでご確認いただけます。

 

美容師の給与体系の仕組み

美容師の給料を理解するためには、サロンで一般的に採用されている給与体系の仕組みを知っておく必要があります。

 

固定給制

サロンの売上への貢献度に関係なく、毎月決まった金額が支払われる仕組みです。毎月の収入が安定するため、特にアシスタント時代や経験の浅いうちは固定給制のサロンが安心です。ただし、どれだけ指名客を増やしても基本的に給料が変わらないため、実力がついてくると物足りなさを感じる場合もあります。

 

固定給+歩合給制

固定給+歩合給は、美容業界で最も一般的な給与体系です。基本給に加えて、指名料や施術売上、物販売上の一定割合が歩合給としてプラスされます。自分の頑張りが直接収入に反映されるため、モチベーションを維持しやすいのが特徴です。

 

歩合率はサロンによって異なりますが、施術売上の10〜40%程度が一般的です。指名料は1回あたり500〜2,000円程度のサロンが多く、指名客が月に50人いれば、それだけで2.5〜10万円の追加収入になります。

 

完全歩合制(業務委託)

フリーランス美容師として業務委託契約を結ぶ場合、売上の50〜80%程度が報酬として支払われるのが一般的です。高い技術力と固定客を持つベテラン美容師にとっては、正社員時代を大きく上回る収入を得られる可能性がありますが、社会保険や福利厚生は自己負担となる点に注意が必要です。

 

美容師の給料に関する疑問

美容師の給料について、よく聞かれる疑問にお答えします。

 

賞与(ボーナス)はもらえる?

正社員として雇用されている場合、年1〜2回の賞与が支給されるサロンもあります。ただし、美容師の賞与は他業種と比べて少ない傾向があり、年間10万円前後というケースも珍しくありません。賞与の代わりにインセンティブ制度を充実させているサロンもあるため、就職前に賞与の有無と金額を確認しておきましょう。

 

美容師の生涯年収はどのくらい?

美容師の生涯年収は、キャリアパスによって大きく異なります。サロン勤務を続けた場合は約1億〜1億5,000万円程度が目安ですが、独立開業して成功すれば2億円以上も可能です。美容師は年功序列ではなく実力主義の世界のため、スキルアップへの継続的な努力が生涯年収を左右するといえるでしょう。

 

男女で給料に差はある?

統計上は男性美容師の方が平均年収は高い傾向にありますが、これは管理職に就く割合の違いが主な要因です。技術力が同等であれば、施術売上や指名客数に基づく歩合給に男女差はありません。美容業界は実力次第で性別に関係なく高収入を目指せるフィールドです。

 

美容師の給料は今後上がる?

美容業界は慢性的な人手不足という深刻な課題を抱えており、優秀な人材を確保するために待遇改善に取り組むサロンが増えています。実際に、厚生労働省の統計では美容師の賃金は前年比で増加傾向にあります。今後も業界全体として給料水準は改善に向かうことが予想されます。特に、高度な技術や複数の資格を持ち、幅広いサービスを提供できる美容師への需要は高まっており、スキルの高い人材ほど好待遇で迎えられる時代になっています。

 

山野美容芸術短期大学では、美容師免許の取得を目指しながら幅広いスキルと教養を身につけられるカリキュラムが整っています。入試情報は入試・学費のページでご確認ください。

 

美容師の給料と他の美容系職種の比較

美容師以外の美容系職種の給料と比較してみましょう。

 

ネイリストの平均年収は約300〜320万円、エステティシャンは約280〜350万円とされており、いずれも美容師と同水準か、やや低い傾向にあります。一方、アイリスト(まつ毛エクステの技術者)は美容師免許が必須であり、歩合給が高く設定されているサロンも多いため、美容師と同等かそれ以上の収入を得られるケースもあります。

 

美容師免許を持っていれば、ヘアスタイリストだけでなくアイリストやヘアメイクアーティスト、ブライダル業界など多彩なキャリアに進むことができます。複数のスキルと資格を持つことで活躍の場が広がり、収入アップにもつながるのが美容師免許の大きなメリットです。

 

美容師免許と同時に短大卒の学位を取得できる山野美容芸術短期大学なら、美容の技術に加えて経営やコミュニケーションなどのビジネススキルも身につけられます。将来の独立開業やキャリアアップを見据えた幅広い学びが可能です。

 

まとめ

美容師の平均年収は約370万円で、全産業平均と比べるとやや低い水準にありますが、役職や経験年数、勤務地域、サロンの規模、そして給与体系(固定給・歩合給)によって大きく変動します。アシスタント時代は年収200〜250万円と低めですが、スタイリストに昇格すれば300〜400万円、トップスタイリストや店長になれば500万円以上を目指すことも十分可能です。

 

給料を上げるためには、技術力の向上と指名客の獲得、関連資格の取得によるスキルの証明、より好条件のサロンへの転職、物販やメニュー提案力の強化による客単価アップ、そして独立開業という5つの方法が有効です。独立に成功すれば年収1,000万円超も夢ではありません。

 

近年は人手不足を背景に美容業界全体で待遇改善が進んでおり、初任給の引き上げや福利厚生の充実など、美容師の労働環境は着実に改善されつつあります。美容師は生涯にわたって活躍できる技術職として、自分の努力と工夫次第でキャリアと収入を伸ばせるやりがいのある職業です。

 

山野美容芸術短期大学では、美容師免許と短大卒の学位を同時に取得でき、技術力だけでなく経営やビジネスの知識も身につけられます。高収入を目指す美容師への第一歩として、まずはオープンキャンパスに参加してみてください。

 

美容師の給料は統計上の数字だけを見ると他業種より低く感じるかもしれませんが、それは経験の浅いアシスタント時代の給料が平均を押し下げているという側面があります。技術を磨き、お客様との信頼関係を築き、キャリアを積み重ねていけば、年収500万円、さらには1,000万円超も視野に入る職業です。給料の高さだけでなく、手に職をつけて一生働ける安定性や、人を美しくすることで喜びを提供できるやりがいも含めて、美容師という仕事の価値を総合的に判断していただければ幸いです。

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