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いかに「会社をおこしやすい」「美容は市場規模が大きい」といっても美容業界では競争が激しいことは事実です。美容サロンと美容師の数は毎年、厚生労働省が発表しています。最近の数字は平成18年3月末現在のものですが、それによると美容サロンの数は215,719件（前年より2,406件増）で、美容師数は416,707人（前年より12,033人増）となっています。【表4】は美容師数とサロン数のこの10年間の推移を表したものです。例外の年もありましたが、基本的には美容師数もサロン数も年々増加していまして、美容師数についてここ数年は毎年1万人以上増加し、41万人を超えています。サロン数についてもほとんど毎年2,000〜3,000件近く増加しています。
このように美容師数とサロン数は増加しているのですが、日本の人口は皆さんご存じのとおり今をピークにこれからは減少していきますので、これまでにも増して美容業界は今後ますます競争が激化していきます。皆さんが山野美容芸術短期大学に入って、美容師となり「将来独立をしたい」あるいは「有名サロンの店長になりたい」と考えているのであれば、それにはきちんとした経営の知識を身につける必要があります。