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高卒認定で専門学校に進学できる?受験資格・試験の内容と進学までの流れ
2026.09.04

「高校を卒業していないけれど専門学校に進みたい」「高卒認定を取れば受験できるの?」と考えている方や、その保護者の方は少なくないのではないでしょうか。
結論からいえば、高卒認定に合格すれば専門学校や短期大学、大学の受験資格が得られます。高校を卒業していないことが、進学の壁になることはありません。
ただし、高卒認定は「高校卒業」という学歴になるわけではありません。この違いを正しく理解しておくことが、進路を考えるうえで大切になります。制度の中身を知っておけば、余計な不安を抱えずに済みます。
この記事では、高卒認定の仕組みから、専門学校への進学、試験の内容と日程、進学までの流れ、学校選びの考え方までを順番に整理しました。
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高卒認定とは
正式名称は「高等学校卒業程度認定試験」です。まずは制度の位置づけから確認しましょう。
制度の概要
高卒認定は、文部科学省が実施する国の試験です。さまざまな理由で高校を卒業していない人に対し、高校卒業者と同等以上の学力があるかどうかを認定します。
合格すると、大学・短期大学・専門学校の受験資格が与えられます。あわせて、就職や資格試験の場面でも「高校卒業者と同等以上の学力がある」として活用できます。
かつての大学入学資格検定(大検)を改めた制度で、2005年度から実施されています。制度の詳細は文部科学省のページで公表されています。
毎年8千人程度が合格しています。決して珍しい選択ではなく、進路をつくり直す手段として広く使われている制度です。
出願する人の背景はさまざまです。高校を中退した人、定時制や通信制に在学中の人、中学校卒業後に進学しなかった人など、どの経路も特別ではありません。
合格すると文部科学省から合格証書が届きます。一部の科目のみ合格した場合も、科目合格通知書が送られます。
最終学歴は高校卒業にはならない
注意したいのが学歴の扱いです。高卒認定に合格しても、最終学歴は「高等学校卒業」にはなりません。あくまで学力を認定する制度です。
ただし、これは進学の妨げにはなりません。専門学校を卒業すれば専門士、短期大学を修了すれば短期大学士というように、進学先で新たな学歴が得られます。
履歴書には「高等学校卒業程度認定試験 合格」と記載します。学歴の欄ではなく、資格の欄に書くのが一般的な扱いです。
つまり高卒認定は、ゴールではなく次の進路へ進むための入口です。進学まで見据えて計画を立てることが、この制度を活かす方法になります。
就職で「高卒以上」を条件とする求人にも、応募できる場合が多くあります。ただし企業によって扱いが異なるため、事前の確認が確実です。
高卒認定で専門学校に進学できるか
受験資格として認められる
専門学校の入学資格は、一般に高等学校の卒業者、またはそれと同等以上の学力があると認められる者と定められています。高卒認定の合格者はこの条件に該当します。
募集要項の出願条件を見ると、「高等学校を卒業した者と同等の学力があると認められる者」といった項目が並んでいます。本学の場合は一般選抜のページで確認できます。
高卒認定の合格証明書は、出願時に提出を求められることがあります。発行に日数がかかるため、早めに申請しておきましょう。
社会人や既卒者を対象にした選抜を設けている学校もあります。年齢や経歴に応じた入口が用意されている点は、特別選抜のページもあわせてご覧ください。
出願の前に、募集要項で条件を必ず確認しましょう。不明な点は学校へ直接問い合わせるのが最も確実です。
美容専門学校・短期大学の場合
美容師免許を目指す場合も同じです。厚生労働大臣または都道府県知事が指定した養成施設に入学し、所定の課程を修了すれば国家試験の受験資格が得られます。
養成施設の入学資格は原則として高校卒業以上ですが、高卒認定の合格者も対象になります。制度の枠組みは厚生労働省の美容師法の概要で確認できます。
なお、中学校卒業者を受け入れる高等課程を設けている養成施設もあります。進む道は一つではないことを知っておきましょう。
国家試験そのものにも、学歴による制限はありません。指定の課程を修了していれば、誰でも同じ条件で受験できます。
入学後の扱いに差はない
入学してしまえば、高校卒業者との違いはありません。授業も実習も国家試験の受験資格も同じであり、区別されることはありません。
就職の場面でも、卒業した学校が最終学歴になります。専門学校や短期大学を出ていれば、そこが評価の対象です。
同級生に経歴を伝えるかどうかも自由です。学び始めれば、互いの過去より今の技術に関心が向くようになります。
高卒認定試験の概要
制度の中身を知っておくと、準備の計画が立てやすくなります。主なポイントを整理します。
受験資格と日程
受験できるのは、受験する年度の終わりまでに満16歳以上になる人です。高校などに在籍中でも受験できます。
試験は年2回、8月と11月に実施されます。出願は試験のおよそ3〜4か月前から始まり、期間を過ぎるとその回は受験できません。
受験料は受験する科目数によって変わります。願書は簡易書留で郵送する必要があるため、締切には余裕を持って動きましょう。
会場は各都道府県に設けられます。受験案内は文部科学省や各都道府県の教育委員会で配布されており、インターネットでの請求も可能です。
すでに大学入学資格を持っている人は受験できません。高校を卒業した人は対象外という点は押さえておきましょう。
試験科目と合格要件
試験は必修科目と選択科目で構成されます。必要な科目にすべて合格することで、高卒認定の合格となります。
令和8年度からは試験科目が変更され、「情報」が加わりました。選択する理科の科目によって、受験する科目数は9科目から10科目となります。
必修は国語、数学、英語のほか、歴史や地理、公共、情報などです。理科は選択の仕方によって、必要な科目数が変わります。
最新の科目構成と合格要件は文部科学省の試験科目のページで公表されています。制度は変わるため、必ず最新の情報を確認してください。
一度に全科目を受験する必要はありません。科目ごとの合格が認められているため、複数回に分けて計画的に進められます。
各科目は100点満点で、試験時間は1科目50分です。2日間に分けて実施されるため、一日の負担は大きくありません。
科目免除の仕組み
高校で単位を修得している場合、その科目の試験が免除されることがあります。中退した経験がある人ほど有利に働く仕組みです。
英語検定や数学検定などの資格を持っている場合も、免除の対象になることがあります。学校が発行する単位修得証明書とあわせて確認しておきましょう。
免除が使えると、受験する科目数を大きく減らせます。まず何科目必要かを把握するところから始めるのが効率的です。
免除の可否は、在籍していた高校の入学年度によっても変わります。まずは学校に単位修得証明書を請求するところから始めましょう。
合格率と難易度
全科目に合格して大学入学資格を得る人は、受験者のおよそ半数前後です。一方、1科目以上に合格した人まで含めると9割前後という結果も出ています。
科目合格を積み重ねられる制度である以上、一度で決めきる必要はありません。数回に分けて着実に進める人が多いのが実情です。
学習は独学のほか、通信講座やサポート校を使う方法もあります。自分が続けられる形を選ぶことが何より重要です。
出題は高校の基礎的な範囲が中心です。必要な科目を絞り、過去問を繰り返す進め方が現実的な対策になります。
合格に必要な得点は公表されていませんが、満点を取る試験ではありません。確実に取れる問題を落とさないことが基本の戦い方です。
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高卒認定から進学までの流れ
合格から進学までは、時期の組み立てが鍵になります。順を追って見ていきましょう。
スケジュールの組み立て方
進学の年の入試に間に合わせるには、逆算が欠かせません。8月の試験に合格しておくと、秋以降の入試に落ち着いて臨めます。
11月の試験でも、その年度の入試に間に合う場合があります。ただし合格発表の時期を踏まえると、余裕は大きくありません。
出願書類には住民票や写真が必要です。準備に数日かかるものもあるため、直前に慌てないよう早めにそろえましょう。
出願の段階で高卒認定の結果が出ていない場合の扱いは、学校によって異なります。志望校に事前に確認しておきましょう。
入試の時期は学校によって異なります。総合型選抜は夏から秋、一般選抜は冬から春にかけて行われるのが一般的です。
18歳未満の場合の注意
合格の要件を満たしても、満18歳に達していない間は合格者として扱われません。18歳の誕生日を迎えてから合格者となります。
16歳や17歳で受験すること自体は可能です。早めに科目合格を積んでおき、18歳を迎えたタイミングで進学に進む計画も立てられます。
進学の時期を急ぐ必要はありません。焦って決めるより、納得できる進路を選ぶほうが、その後の学びは続きます。
進学の準備を並行して進める
試験の勉強と並行して、学校選びも進めておきましょう。オープンキャンパスへの参加は、高卒認定の合否を待たずにできます。
実際に校舎を見ておくと、勉強を続ける動機にもなります。志望校が決まっていると、目標が具体的になります。
学校によっては、高卒認定に関する相談を受け付けているところもあります。進路の相談だけでも問い合わせて構いません。
進学先の選び方
進学先の候補は、専門学校だけではありません。目指す働き方から考えましょう。
専門学校と短期大学
専門学校は技術の習得に特化しており、2年間で資格取得を目指す設計が中心です。早く現場に出たい人に向いています。
短期大学は、技術に加えて教養や研究的な学びが加わり、修了すると短期大学士の学位が得られます。4年制大学への編入学という進路も残せます。
高卒認定から進学する場合、学位が得られる進路は選択肢として大きな意味を持ちます。学歴を積み直せるからです。
どちらが向いているかは、卒業後にどう働きたいかで変わります。技術一本で進みたいのか、選択肢を広げたいのかを考えてみましょう。
働きながら学びたい場合は、夜間課程や通信課程という道もあります。仕組みは美容師の夜間課程とはで解説しています。
学費と支援制度
学費は進学の大きな判断材料です。初年度納入金だけでなく、卒業までの総額で比べましょう。相場は美容専門学校の学費で整理しています。
教材費が学費に含まれるかどうかも、学校によって異なります。募集要項で必ず確認しておきましょう。
日本学生支援機構の奨学金や高等教育の修学支援新制度、学校独自の制度など、負担を軽くする選択肢があります。本学の制度は奨学制度のページでご確認いただけます。
制度ごとに申請の時期と要件が異なります。進学を決めたら早めに確認しておきましょう。
アルバイトとの両立を考える場合は、実習と自主練習の時間を確保できるかも見ておきましょう。無理のない計画が、続ける条件になります。
高卒認定から美容の道を目指す
美容の分野は、経歴より技術と意欲が評価される世界です。
年齢や経歴は問われない
美容師免許の取得に年齢の上限はありません。高校を中退した人、社会人を経てから目指す人など、入学者の背景はさまざまです。
選考でも、学力より志望動機や人柄を重視する学校が多く見られます。なぜ美容の道を選んだのかを自分の言葉で語れることが重要になります。
免許取得までの道筋は美容師になるには、国家試験の内容は美容師国家試験とはで整理しています。
同じ道を通ってきた在校生や卒業生がいる学校も少なくありません。自分だけではないと知るだけで、気持ちは軽くなります。
学校選びで確認したいこと
確認したいのは、国家試験の合格率、実習環境、取得できる資格、就職実績、通いやすさです。比較の観点はおすすめの美容専門学校の見つけ方でも整理しています。
高卒認定からの入学者がいるかどうかを聞いてみるのも一つです。受け入れの実績があれば、入学後の不安も小さくなります。
学ぶ内容が自分に合うかどうかは、体験してみるのが一番です。技術に触れてみて初めて、進みたい分野が見えることもあります。
取得できる資格や進路の広がりは美容師の資格とは、美容の仕事にはどんな種類があるも参考になります。
学費や入試について不安があるなら、個別相談の場で率直に伝えてみてください。事情を踏まえた案内をしてもらえます。
まとめ
高卒認定に合格すれば、専門学校・短期大学・大学の受験資格が得られます。美容師の養成施設への進学も可能で、国家試験の受験資格にも影響しません。
ただし最終学歴が高校卒業になるわけではありません。進学して卒業することで、専門士や短期大学士といった学歴が得られます。
試験は年2回、8月と11月に実施されます。科目合格を積み重ねられる制度のため、一度で決めきる必要はありません。
高校を卒業していないことは、進路を狭める理由になりません。必要なのは、次に何を学ぶかを決めることです。
制度は変わることがあります。受験を決めたら、必ず文部科学省の最新情報を確認したうえで準備を進めてください。進路の考え方は美容の進路はどう選ぶも参考になります。
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