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セラピストの年収はいくら?種類別・地域別の収入と年収アップの方法を解説
2026.08.15

「セラピストの年収ってどのくらい?」「セラピストの収入だけで生活できるの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。セラピストとは、専門的な知識や技術を用いてお客様の心と身体を癒す職業の総称です。アロマセラピスト、エステティシャン、リラクゼーションセラピストなど種類は幅広く、働き方によって年収にも大きな差があります。
この記事では、セラピストの平均年収を種類別・地域別・年齢別に詳しく紹介するとともに、年収を上げるための具体的な方法やキャリアパス、役立つ資格までお伝えします。まずは以下の表で記事の要点をご確認ください。
セラピストの平均年収はいくら?
厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、セラピストの平均年収は約396万円です。内訳は平均月収が約28.9万円、年間賞与(ボーナス)の平均が約49.2万円となっています。
ただし、この数値はリラクゼーション系から医療系まで含む幅広いカテゴリの平均です。実際にはセラピストの種類や勤務先、雇用形態によって大きく異なるため、以降の章で詳しく見ていきましょう。
また、厚生労働省の職業紹介サイト「job tag」では、リラクゼーション・美容系セラピスト(アロマセラピスト)の平均年収を約394万円と記載しています。
統計の詳細は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」で確認できます。
セラピストの種類別に見る年収の違い
セラピストは大きく分けて、美容・リラクゼーション系、医療系、メンタル(心理)系の3つに分類されます。それぞれ年収の目安が異なるため、自分が目指す分野の相場を把握しておくことが大切です。
美容・リラクゼーション系セラピスト
アロマセラピスト、リラクゼーションセラピスト、エステティシャンなどが含まれ、正社員の場合の平均年収は約250〜350万円です。ドライヘッドスパやリフレクソロジーなど、近年注目を集める専門分野もこのカテゴリに入ります。
この分野は未経験・無資格でもスタートできるケースが多い一方、初任給は月18〜22万円とやや低めの水準です。ただし、歩合制を導入しているサロンであれば、指名客の数や施術件数に応じて収入を伸ばすことが可能です。
エステティシャンの資格について詳しく知りたい方は、エステティシャンの資格とは?種類・取得方法・メリット・おすすめ資格を詳しく解説をご覧ください。
医療系セラピスト
理学療法士、作業療法士、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師などが該当し、年収は350〜500万円程度です。いずれも国家資格が必須のため、取得までに専門学校や大学で3〜4年間学ぶ必要があります。
病院やクリニック、リハビリ施設などの医療機関に勤務するケースが中心で、美容・リラクゼーション系に比べると年収は高い傾向にあります。安定した雇用環境が得られることも特徴です。
メンタル(心理)系セラピスト
公認心理師や臨床心理士などが該当し、年収は300〜500万円程度が目安です。公認心理師は国家資格であり、大学院修了などの要件を満たす必要があります。病院、学校、企業、福祉施設など幅広い分野で活躍しています。
美容に関するさまざまな職種の年収については、美容の仕事にはどんな種類がある?職種一覧・資格・年収・なり方まで解説でも紹介しています。
性別・地域・年齢別に見るセラピストの年収
男女別の年収差
令和6年の調査では、男性セラピストの平均年収は約441万円、女性は約336万円という結果が出ています。約100万円の差がありますが、これはセラピスト業界に女性が多く、パートタイムや時短勤務の割合が高いことも影響しています。正社員としてフルタイムで勤務した場合は、性別による大きな差は出にくい傾向です。
地域別の年収差
セラピストの年収は、働く地域によっても大きく異なります。最も高い広島県では平均年収445万円、最も低い青森県では288万円と、150万円以上の差があります。
一般的に都市部の方が年収は高くなる傾向がありますが、上位には広島県、埼玉県、茨城県なども含まれており、地域の需要やサロンの密度によって変動することがわかります。就職先を選ぶ際には、地域ごとの相場も考慮するとよいでしょう。
年齢別の年収推移
セラピストの年収は年齢とともに上昇し、40〜50代でピークを迎える傾向があります。この年代では技術力や接客力が成熟し、店長やマネージャーなどの管理職に就いている方も多いことが要因と考えられます。50代以降はやや減少に転じますが、独立開業している場合は年齢に関係なく高収入を維持している方もいます。
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働き方別に見るセラピストの年収
セラピストの年収は、雇用形態や働き方によっても大きく変わります。自分のライフスタイルやキャリア目標に合った働き方を選ぶことが大切です。
正社員の場合
正社員としてサロンや企業に勤務した場合、年収は250〜400万円程度が目安です。大手チェーンや全国展開しているサロンでは、福利厚生や賞与が充実しているところもあり、安定した収入を得やすい働き方です。
役職が上がるにつれて年収も上昇し、店長クラスになると月収30万円以上、年収400万円以上を目指すことも可能です。
パート・アルバイトの場合
パートやアルバイトの場合、平均時給は約1,100〜1,200円程度です。関東が最も高く、四国や東北では相場が低めになる傾向があります。家事や育児と両立しながら、週に数日だけ働くといった柔軟な働き方ができるのがメリットです。
フリーランス・独立開業の場合
フリーランスや独立開業の場合、集客力と技術力次第で年収500万〜1,000万円以上を目指すことも可能です。自宅サロンやレンタルスペースを活用すれば、家賃などの固定費を抑えて開業できます。
一方で、集客や経理、予約管理などすべてを自分で行わなければならず、軌道に乗るまでは収入が不安定になりやすいリスクもあります。開業前にしっかりと事業計画を立て、十分な顧客基盤を築いておくことが成功の鍵です。
副業セラピストの場合
本業を持ちながら、週末や空いた時間にセラピストとして活動する副業スタイルも広がっています。この場合の年収は10〜30万円程度が目安ですが、徐々にリピーターを増やしていくことで、将来的な独立への足がかりにもなります。
美容師としてのキャリアと比較したい方は、美容師の給料はどのくらい?平均年収・役職別の収入・給料を上げる方法まで解説もご覧ください。
セラピストの年収を上げるための方法
セラピストとして収入を伸ばすには、いくつかのアプローチがあります。自分の状況や目標に合った方法を組み合わせて取り組みましょう。
技術力を高めてリピーターを増やす
セラピストは技術職であり、スキルの向上が年収アップの最も確実な方法です。お客様の身体の状態に合わせた施術ができるようになれば、指名客が増え、歩合給や指名料の増加につながります。
積極的に研修会や勉強会に参加したり、新しい施術メニューを習得したりして、常に技術を磨き続けることが大切です。ドライヘッドスパやリンパケアなど、注目を集めている分野の技術を取り入れることで、他のセラピストとの差別化も図れます。
資格を取得して専門性を高める
関連資格を取得することで、対応できる施術の幅が広がり、資格手当や昇給につながるケースがあります。代表的な民間資格には、アロマテラピー検定(AEAJ)、AJESTHE認定エステティシャン、リラクゼーションセラピスト認定資格、ヘッドセラピストなどがあります。
また、美容師免許を持っているとヘアケアやヘッドスパとの組み合わせでサービスの幅が広がり、他のセラピストにはない強みを持つことができます。就職先の選択肢も格段に増えるため、美容業界で長く活躍したい方にはおすすめの資格です。
美容師免許の取得方法は、美容師免許とは?取得方法・国家試験の内容・合格率・活かせる仕事を解説で確認できます。
キャリアアップで管理職を目指す
店長やエリアマネージャーなどの管理職に就くことで、固定給が大幅にアップします。マネジメント能力が求められますが、施術だけでは到達しにくい年収400万〜500万円以上の水準を目指せます。
スタッフの教育や売上管理、シフト管理などを担当するため、リーダーシップやコミュニケーション力も磨いていく必要があります。
独立開業で収入の上限を取り払う
自分でサロンを経営すれば、料金設定もメニュー構成も自由に決められます。集客がうまくいけば、雇用されている時代よりもはるかに高い収入を得ることが可能です。さらに、多店舗展開やスタッフの雇用に踏み出せば、年収1,000万円を超えるセラピスト経営者も存在します。
開業にあたっては、施術の腕はもちろん、マーケティングや経営の知識、資金計画なども重要です。SNSを活用した集客やホームページの運用など、デジタルスキルも年々欠かせなくなっています。
複数の収入源を確保する
セラピストとしての施術収入だけでなく、講師・インストラクターとしてスクールで教える、物販で自社ブランドのオイルやケア用品を販売する、オンラインでセルフケアの動画講座を提供するなど、収入の柱を複数持つことで安定した高収入を実現できます。
美容業界の将来性については、美容師の将来性は?業界の動向・伸びる分野・年収の展望を解説もぜひ参考にしてください。
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セラピストの将来性と需要
リモートワークの普及にともない、肩こりや腰痛、眼精疲労などの身体的な不調を訴える方が増えています。また、ストレス社会の中で心身のリラクゼーションを求めるニーズは年々高まっており、セラピストの需要は今後も拡大していくと見込まれています。
特に、特定の悩みに特化した専門サロン(ドライヘッドスパ専門店、足つぼ専門店など)が増えていることはリラクゼーション業界のトレンドの一つです。「〇〇の専門家」として強みを明確にできるセラピストほど、安定した顧客を獲得しやすくなっています。
さらに、高齢化の進展にともない、介護施設や医療機関でのリラクゼーションサービスの導入も広がりつつあります。美容と福祉を組み合わせた新しいサービス領域に注目が集まっており、美容の技術と介護の知識を兼ね備えた人材の価値は高まっています。
美容と福祉を学べるカリキュラムについては、山野美容芸術短期大学 カリキュラム取得例で詳しくご確認いただけます。
セラピストになるには?学校選びとキャリアの第一歩
セラピストへの道は、目指す分野によってさまざまです。ここでは美容・リラクゼーション系セラピストを中心に、なるための方法を紹介します。
美容系の学校で基礎を学ぶ
最も確実な方法は、美容専門学校や美容系短期大学で、エステ・メイク・スキンケアなどの基礎を体系的に学ぶことです。在学中にAJESTHE認定エステティシャンの資格取得を目指せる学校もあり、卒業と同時にセラピストとしてのキャリアをスタートできます。
美容系短期大学では、技術だけでなく一般教養やビジネスの知識も学べ、卒業時に短期大学士の学位が付与されます。将来的にサロン経営や本社勤務を目指す場合にも、幅広い知識は大きなアドバンテージとなります。
学校の雰囲気や学びの内容については、山野美容芸術短期大学 美容総合学科のページで確認できます。
サロンの研修制度を活用する
リラクゼーション系セラピストは未経験・無資格からでもスタートできるケースがあります。大手サロンチェーンの中には、入社後の研修制度が充実しているところも多く、働きながら技術を身につけることが可能です。
ただし、基礎的な知識がない状態での入社は、研修期間中の負担が大きくなりやすい点に注意が必要です。事前に美容系の学校で基礎を学んでおくと、入社後のスキルアップがスムーズに進みます。
美容師免許の取得でキャリアの幅を広げる
美容師免許を持つセラピストは、ヘアケアやヘッドスパを施術メニューに加えられるため、お客様に提供できるサービスの幅が格段に広がります。エステサロンだけでなく、美容室、ブライダルサロン、ホテルスパなど就職先の選択肢も多彩です。
美容師になるためのステップは、美容師になるには?必要な資格・学校選び・仕事内容・年収まで詳しく解説で解説しています。
まとめ
セラピストの平均年収は約396万円ですが、種類・地域・働き方によって大きな幅があります。美容・リラクゼーション系は250〜350万円、医療系は350〜500万円が目安となり、独立開業すれば年収600万円以上も十分に射程圏内です。
年収を上げるためには、技術力の向上、関連資格の取得、キャリアアップ、独立開業、収入源の多角化といった方法があります。ストレス社会の中でリラクゼーション需要は拡大傾向にあり、セラピストの将来性は明るいといえるでしょう。
セラピストとしてのキャリアを広げるなら、美容の基礎をしっかり学ぶことが第一歩です。山野美容芸術短期大学では、エステ・メイク・ヘアの技術を幅広く学びながら美容師国家資格の取得を目指せます。短期大学士の学位も取得でき、セラピストを含むさまざまな美容キャリアにつながる土台を築くことができます。
進路サポートやインターンシップについて詳しく知りたい方は、山野美容芸術短期大学のキャリアサポートページをご覧ください。



