News

コラム

ヘアメイクアーティストとは?仕事内容・なり方・資格・年収・就職先を解説

2026.08.15

「ヘアメイクアーティストってどんな仕事?」「美容師とは何が違うの?」「どうやったらなれるの?」と疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

 

ヘアメイクアーティストとは、ヘアスタイリングとメイクアップの両方の技術を使って、お客様の美しさを最大限に引き出す専門職です。テレビや雑誌などのメディア現場でタレントやモデルを担当したり、ブライダルサロンで花嫁のヘアセットとメイクを施したり、活躍の場は非常に多彩です。

 

この記事では、ヘアメイクアーティストの定義と仕事内容、なるための具体的なステップ、必要な資格とスキル、年収と就職先、向いている人の特徴まで、詳しく解説します。まずは下の表で要点を確認してください。

 

\ ヘアメイクアーティストへの第一歩 /

山野美容芸術短期大学では、美容師免許の取得に加え、メイク・ヘアアレンジ・着付け・ネイルなど幅広い美容スキルを在学中に身につけられます。短期大学士の学位も取得でき、卒業後のキャリアの選択肢が広がります。

まずはオープンキャンパスで学校の雰囲気を体感してみませんか? → オープンキャンパスの詳細はこちら

 

ヘアメイクアーティストとは?定義と役割

 

まずは、ヘアメイクアーティストがどのような職業なのか、基本的な定義と役割を確認しましょう。

 

ヘアメイクアーティストの定義

 

ヘアメイクアーティストとは、ヘアスタイリングとメイクアップの両方を担当し、お客様の容姿を美しく演出する専門家です。テレビ番組や映画、CM、雑誌の撮影現場、ファッションショー、ブライダルサロン、フォトスタジオなど、さまざまな現場で活躍しています。

 

日本では、ヘアスタイリングとメイクアップを分業せず一人のアーティストが両方を担当するケースが一般的です。そのため、ヘアメイクアーティストにはヘアとメイクの両方に関する高い技術力と幅広い知識が求められます。

 

お客様は芸能人やモデルだけではありません。結婚式の花嫁や成人式の振袖姿の女性、七五三のお子様など一般のお客様を担当する機会も多く、一人ひとりの個性や希望に合わせた提案力が重要になります。

 

また、ヘアメイクだけでなく、場面に応じてドレスや着物の着付け、ネイル、アクセサリーのコーディネートまで求められることもあり、トータルビューティーの知識を持つことが大きな強みになります。

 

メイクアップアーティストとの違い

 

ヘアメイクアーティストとメイクアップアーティストは混同されがちですが、ヘアメイクアーティストはヘアとメイクの両方を担当するのに対し、メイクアップアーティストはメイクに特化した専門家です。

 

メイクアップアーティストは、化粧品メーカーの美容部員やメイク専門の事務所に所属してメイクのみを提供するケースが多く、ヘアスタイリングは行いません。一方、ヘアメイクアーティストはヘアセットとメイクの両方を一人で完結させるため、対応力の幅が広い点が特徴です。

 

メイクアップアーティストについて詳しく知りたい方は「メイクアップアーティストになるには?資格・学校・就職先・キャリアパスを解説」をご覧ください。

 

ヘアメイクアーティストの仕事内容

 

ヘアメイクアーティストの仕事内容は、活躍する現場によって大きく異なります。代表的な3つの現場別に仕事内容を紹介します。

 

テレビ・映画・雑誌などメディア現場での仕事

 

メディア現場では、タレント・モデル・俳優のヘアメイクを担当します。撮影のコンセプトや照明、衣装に合わせたヘアメイクを考案し、短時間で仕上げるスピードと正確さが求められます。

 

テレビ番組やCMの場合、早朝から収録現場に入り、出演者のヘアメイクを施した後も撮影中のメイク直しや衣装チェンジに合わせたスタイルの変更に対応します。雑誌の撮影では、カメラマンやスタイリスト、編集者とチームで連携しながら、一つの作品を作り上げるクリエイティブなやりがいがあります。

 

映画やドラマの現場では、キャラクターの設定に合わせたメイクや時代考証を踏まえたヘアスタイルの再現、特殊メイクの技術が求められることもあります。一つの作品に長期間携わるため、俳優との信頼関係を築きながら制作に参加する醍醐味があります。

 

ファッションショーやミュージックビデオの現場では、デザイナーやアーティストの世界観を表現するために、日常とは異なる大胆なヘアメイクを求められることもあります。創造性を存分に発揮できる場であり、自分のセンスがそのまま作品の一部になるというクリエイティブなやりがいがあります。

 

ブライダルサロンでの仕事

 

ブライダルの現場では、花嫁のヘアセット・メイクアップ・着付けを担当します。結婚式という人生の大切な日を美しく演出する仕事であり、高い技術力と繊細な気配りが必要です。

 

挙式前の打ち合わせ(リハーサルメイク)では、花嫁の希望やドレスの雰囲気、会場の照明に合わせてヘアメイクのプランを提案します。当日は挙式からお色直し、二次会まで、シーンに応じたスタイルの変更にも対応します。和装の場合は着付けの技術も求められるため、在学中に着付け資格を取得しておくと現場で即戦力になれます。

 

ブライダル分野の学校選びについては「ブライダルの専門学校とは?学校の種類・職種・資格・就職先まで詳しく解説」も参考になります。

 

美容室・フォトスタジオでの仕事

 

美容室でもヘアメイクの技術を活かして働くことができます。カットやカラーに加えて、ヘアセットやメイクアップのメニューを提供し、成人式や卒業式、パーティーなどのイベントに合わせたトータルスタイリングを担当します。

 

フォトスタジオでは、成人式や七五三、マタニティフォトなどの記念撮影に合わせたヘアメイクを行います。撮影用のメイクは日常のメイクとは異なり、カメラの前で映えるようなベースメイクや照明に負けない色味のチョイスが求められます。写真の仕上がりに直結するため、カメラマンとの連携も重要です。

 

ヘアメイクの仕事内容を詳しく知りたい方は「ヘアメイクの仕事とは?仕事内容・就職先・年収・必要な資格を詳しく解説」もあわせてご覧ください。

 

ヘアメイクアーティストになるには

 

ヘアメイクアーティストになるための具体的なステップを、3つの段階に分けて解説します。

 

美容師免許の取得が基本

 

ヘアメイクアーティストとして働くためには、美容師免許(国家資格)の取得がほぼ必須です。法律上は美容師免許がなくてもメイクの仕事ができるケースはありますが、多くの現場やサロンでは美容師免許を応募条件としており、免許がないと就職先が大幅に限定されてしまいます。

 

美容師免許を取得するには、厚生労働大臣が指定する美容師養成施設(専門学校または短期大学)で所定の課程を修了し、美容師国家試験に合格する必要があります。昼間課程・夜間課程は2年以上、通信課程は3年以上の修業が必要です。

 

美容師免許の取得方法については「美容師免許とは?取得方法・国家試験の内容・合格率・活かせる仕事を解説」で詳しく紹介しています。

 

美容学校で学ぶべきこと

 

ヘアメイクアーティストを目指すなら、美容学校では美容師免許の取得に必要なカリキュラムに加え、メイクアップ、ヘアアレンジ、ブライダルヘアメイク、着付け、色彩学などを幅広く学んでおくことが大切です。

 

短期大学であれば、美容師免許と短期大学士の学位を同時に取得できます。経営学やマーケティングの基礎も学べるため、将来フリーランスとして独立する場合や、サロンのマネジメントに携わる場合にも役立ちます。山野美容芸術短期大学のカリキュラムは「美容総合学科のページ」でご確認ください。

 

在学中にJMA日本メイクアップ技術検定や色彩検定、着付け資格などの関連資格をできるだけ多く取得しておくことが、卒業後の就職活動で大きなアドバンテージになります。ポートフォリオ(自分の作品集)の作成や、撮影現場でのインターンシップ経験も、プロの世界に入るための重要な準備です。

 

アシスタントからキャリアをスタート

 

ヘアメイクアーティストの多くは、ヘアメイク事務所やブライダルサロン、美容室にアシスタントとして就職し、現場経験を積みながら技術を磨いていきます。アシスタント期間は、先輩アーティストの道具の準備・片付け、メイク直しの補助、スケジュール管理などのサポート業務を行います。

 

アシスタントを卒業してスタイリスト(一人前のアーティスト)になるまでには、一般的に2〜5年程度かかります。この期間に多くの現場を経験し、さまざまなタイプのお客様に対応する力を養うことが重要です。先輩のテクニックを間近で見て学べる貴重な時間でもあります。

 

一人で現場を担当できるようになれば、スタイリストとして本格的にキャリアを築いていけます。指名が増えれば収入も上がり、フリーランスとして独立する道も開けてきます。

 

持っておくと有利な資格とスキル

 

ヘアメイクアーティストとして活躍するために、取得しておきたい資格と求められるスキルを紹介します。

 

美容師免許に加えて取得したい資格

 

美容師免許は必須ですが、さらにメイクや色彩に関する資格を取得しておくことで就職の幅が広がり、専門性の高さをアピールできます。特に取得を推奨される資格は以下のとおりです。

 

JMA日本メイクアップ技術検定は、スキンケアからフルメイクまでの技術を段階的に証明する検定で、ヘアメイク業界で最も認知度の高いメイク資格の一つです。色彩検定やパーソナルカラー検定は、色の理論を体系的に学べる資格であり、カラーリングやメイクの色味の提案力を高めるのに役立ちます。

 

着付け技能検定は、ブライダルや成人式など和装の現場で重宝される資格です。ネイリスト技能検定を取得しておけば、ヘアメイクに加えてネイルまでトータルに対応でき、現場での価値がさらに高まります。

 

美容師に関連するさまざまな資格の詳細は「美容師の資格とは?必須の国家資格から仕事に役立つ関連資格まで紹介」で解説しています。

 

現場で求められるスキル

 

資格に加えて、ヘアメイクアーティストには現場で発揮すべきさまざまなスキルが求められます。

 

第一に、ヘアとメイクの高い技術力です。基礎の正確さはもちろん、時代のトレンドを取り入れたスタイルを提案できる感性も重要です。流行は常に変化するため、SNSやファッション誌を通じて最新のトレンドをキャッチし続ける努力が欠かせません。

 

第二に、コミュニケーション能力です。お客様の希望を的確にヒアリングし、イメージを共有する力が求められます。メディア現場ではカメラマンやスタイリスト、ディレクターとの連携も必要であり、チームワークを円滑に進めるためのコミュニケーション力は不可欠です。

 

第三に、臨機応変な対応力と体力です。撮影スケジュールの変更やタレントの急な要望など、現場では予定どおりに進まないことも珍しくありません。限られた時間の中で最善のパフォーマンスを発揮する柔軟さと、早朝から深夜まで続くこともある撮影に耐えうる体力が必要です。

 

\ ヘアメイクアーティストへの第一歩 /

山野美容芸術短期大学では、美容師免許の取得に加え、メイク・ヘアアレンジ・着付け・ネイルなど幅広い美容スキルを在学中に身につけられます。短期大学士の学位も取得でき、卒業後のキャリアの選択肢が広がります。

まずはオープンキャンパスで学校の雰囲気を体感してみませんか? → オープンキャンパスの詳細はこちら

 

ヘアメイクアーティストの年収と就職先

 

ヘアメイクアーティストの年収は就職先や経験年数によって大きく異なります。就職先別の目安とフリーランスの可能性を見ていきましょう。

 

就職先別の年収の目安

 

ヘアメイク事務所は、ヘアメイクアーティストにとって最も一般的な就職先の一つです。テレビ、CM、雑誌、ライブイベントなどの現場でタレントやモデルのヘアメイクを担当します。アシスタント時代は年収150〜200万円程度と低めですが、一人で現場を担当できるようになると年収400〜500万円程度に上がります。

 

ブライダルサロンは年収200〜500万円が目安です。挙式の繁忙期(春・秋)には休日出勤が多くなりますが、安定した需要がある点が魅力です。福利厚生が充実している大手のブライダル企業も多く、社会保険や有給休暇がしっかり整備されている環境で働けます。

 

美容室で働く場合は年収300万円前後、フォトスタジオは年収300〜400万円が目安です。美容室ではカットやカラーも担当しながらヘアメイクメニューも提供するケースが多く、幅広い施術に対応できる美容師として評価されます。

 

年収アップの具体的な方法については「ヘアメイクアーティストの年収はいくら?就職先別の収入・年収アップの方法を解説」で詳しく解説しています。

 

フリーランスとして独立する道

 

フリーランスのヘアメイクアーティストは、実力と人脈次第で年収が大きく変動します。人気アーティストになれば年収1,000万円以上を稼ぐケースもありますが、仕事がなければ収入がゼロになるリスクもあります。

 

フリーランスとして成功するためには、十分な実績と業界内の人脈を築くことが不可欠です。SNSでの情報発信やポートフォリオの充実、口コミによる紹介など、自分自身をブランディングする能力も求められます。InstagramやTikTokでビフォーアフターの写真や施術動画を発信し、クライアントから直接オファーを受けるケースも増えています。

 

独立のタイミングとしては、事務所やサロンで5〜10年程度の経験を積み、固定の顧客やリピーターを十分に確保してからが一般的です。フリーランスになってからも技術の研鑽を続け、新しいトレンドへの対応力を維持することが長期的な成功の鍵になります。

 

フリーランスとして活動する場合、確定申告や経費管理といったビジネス面の知識も必要になります。短期大学で経営やマーケティングの基礎を学んでおけば、こうした実務にもスムーズに対応でき、ビジネスとしての基盤を固めやすくなります。

 

\ ヘアメイクアーティストへの第一歩 /

山野美容芸術短期大学では、美容師免許の取得に加え、メイク・ヘアアレンジ・着付け・ネイルなど幅広い美容スキルを在学中に身につけられます。短期大学士の学位も取得でき、卒業後のキャリアの選択肢が広がります。

まずはオープンキャンパスで学校の雰囲気を体感してみませんか? → オープンキャンパスの詳細はこちら

 

ヘアメイクアーティストに向いている人の特徴

 

ヘアメイクアーティストを目指すうえで、自分に適性があるかどうかを確認してみましょう。

 

美容やファッションへの強い関心がある人に向いています。トレンドを追いかけるのが好きで、ヘアスタイルやメイクの最新情報を日常的にチェックしている人は、現場での提案力が自然と高まります。

 

手先が器用で繊細な作業が得意な人は適性が高いです。ヘアメイクは数ミリ単位のバランスで仕上がりが変わる細かな作業の連続です。集中力を持って丁寧に作業を進められる方に向いています。

 

コミュニケーション力があり、人と接することが好きな人にも向いています。お客様の要望を引き出し、期待以上の仕上がりを提供するためには、会話を通じて信頼関係を築く力が欠かせません。メディア現場ではスタッフとの連携も重要です。

 

さらに、体力に自信がある人、変化に柔軟に対応できる人、プレッシャーの中でもパフォーマンスを発揮できる人は、ヘアメイクアーティストとして長く活躍できる素質を持っています。早朝から長時間に及ぶ撮影現場でも集中力を切らさずに働くためには、体力とメンタルの強さが支えになります。

 

反対に、決められたルーティンの中でコツコツ作業するほうが好きな方や、人と接することに苦手意識がある方は、ヘアメイクアーティストよりも美容室のスタイリストやバックオフィスの仕事のほうが向いているかもしれません。自分の適性をよく見極めたうえで進路を選ぶことが大切です。

 

ヘアメイクアーティストの仕事に興味が湧いた方は、まずは美容学校のオープンキャンパスに参加して、カリキュラムや実習の内容を確認してみることをおすすめします。実際に体験授業を受けることで、自分に合っているかどうかを判断しやすくなります。

 

まとめ

 

ヘアメイクアーティストは、ヘアスタイリングとメイクアップの両方を担い、メディア・ブライダル・美容室・フォトスタジオなど多彩な現場でお客様の美しさを引き出す専門職です。美容師免許の取得が基本であり、JMA日本メイクアップ技術検定や色彩検定、着付け資格などを加えて持っておくと就職の幅が広がります。

 

年収はアシスタント時代の150〜200万円から始まりますが、経験を積むと400〜500万円に上がり、フリーランスとして独立すれば1,000万円を超える可能性もあります。美的センスとコミュニケーション力、臨機応変な対応力を持つ方に向いている職業です。

 

ヘアメイクアーティストを目指すなら、まずは美容師養成施設で基礎をしっかり学びましょう。短期大学であれば美容師免許と短期大学士の学位を同時に取得でき、メイクや着付けなどの関連スキルも在学中に身につけられます。

 

なお、美容師法の概要については厚生労働省の公式ページ(美容師法概要|厚生労働省)で確認できます。

アクセス

資料請求

簡単相談