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コラム

☆新型コロナに負けないセルフケアvol.2 ~『睡眠』について~☆

2020.05.19

学生の皆さま、お元気ですか?
前回は、『体内時計』について発信させて頂きました。
『体内時計』はリズムのある生活が大事でしたね。
今回は、リズムのある生活を送る一番のポイントである『睡眠』について発信をします。

前回、朝日を浴びましょうというお話しをしました。
私たちのご先祖様は、太古の昔より、陽が沈んだら床に入り、朝日が昇ると起きて活動するという生活を続けていました。このリズムは、現代の私たちも『体内時計』として受け継がれています。この睡眠リズムに大事な役割を果たしているのが『メラトニン』という睡眠ホルモンです。『メラトニン』は、朝日を浴びてから、約15時間後に『体内時計』の指令により分泌され、徐々に分泌量が増えて、その作用で深部体温が低下して、眠気を感じるようになります。従って、朝日を浴びることは『体内時計』がリセットされ、活動モードになり、15時間後に『メラトニン』を分泌し眠るために大事なことなのです。例えば、朝8時に朝日を浴びると、15時間後の23時に眠くなるという感じです。朝日は、朝しかないですよね。だから、昼夜逆転させてはいけないのです。
  

ご存知の方も多いと思いますが、睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」があります。「ノンレム」の後に「レム」がきます。その1サイクルを4-5回繰り返すうち、一番深い眠りが取れるのは、1、2セット目です。3サイクル目から浅くなります。そのため、寝入りばなの3時間で深い2セットがしっかり取れれば、脳はかなり休まります。「レム」中に、記憶の整理や夢をみたりしています。浅いレムの時に起きれば、すっきりと起きることができます。例えば、睡眠時間6時間、7.5時間。このサイクルが乱れると、不眠や体調不良を起こします。「ノンレム」は脳と身体がリラックスする眠りで。脳の老廃物を輩出させ脳の疲労回復をします。睡眠は、生きるために大切なのです。

 

保健管理室  看護師 一色
室長【校医】 岡田 監修

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