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コラム

美容は2兆円産業

2009.03.31

皆さんは市場規模という言葉をお聞きになったことがあると思います。その業界全体でどのくらいの売上があるかということを示すものです。美容業の市場規模がわかる「サービス業基本統計調査」というのがあります。総務省が実施しているもので、平成元年の調査開始以来5年ごとに行われています。最近では平成16年6月1日現在で実施され、平成17年末に発表されたものがあります。この調査によりますと美容の市場規模は2兆218億4900万円。つまり美容は2兆円産業ということになります。この2兆円という市場規模は結構大きなものです。
【表1】を見てみてください。サービス業基本統計調査から主なサービス業についての市場規模をピックアップして、金額が大きい順に並べてみました。単位は百万円となっていてちょっとわかりにくいかもしれませんが、【表1】では正確を期するために調査結果の数字をそのまま掲載しています。
サービス業というのは非常に幅が広いカテゴリーですので、多種多様な業種が並んでいます。皆さんがよく行くハンバーガーショップから法律事務所まで含まれています。そのサービス業の中で、美容の市場規模は割と大きいということが【表1】でわかると思います。さすがに「広告代理業」や「旅館・ホテル」「旅行業」などには及びませんが、今はやりの「労働者派遣業」や「日本料理店」「中華料理店」などに匹敵し、「ゴルフ場」や「税理士事務所」の約2倍、「理容業」の約3倍、「ハンバーガー店」や「法律事務所」の約4倍の市場規模を美容は誇っているのです。
【表2】は各都道府県の市場規模を表したものです。各都道府県の市場規模を合計すると全国の市場規模の2兆218億4900万円となります。また【表3】は大都市の市場規模を示したものです。皆さんがお住まいの都道府県の市場規模、大都市であれば【表3】の大都市の市場規模をぜひチェックしておいてください。市場規模というのはビジネスを考える上での基本中の基本となる数字なのです。

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