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コラム

美容業の特徴とは・2

2009.03.31

つまり、美容師は、競争は厳しいですが、他の職業と比べて独立して経営者になることが比較的容易ということなのです。このことはビジネスの世界では実に凄いことです。「ベンチャービジネス」「ニュービジネス」という言葉を最近良く聞くことがあると思いますが、これは多くの方が自分で企業をおこして経営者になりたいと考えているからなのです。実際に今、各大学やビジネススクールでは「企業家コース」というのを作っています。政府や地方自治体でも企業をおこすのにさまざまな支援をしようという動きも活発です。
しかし、「企業家コース」で学んだ人たちが将来どのくらいの割合で会社をおこすことができるかといえば、決して高くはないはずです。さらに企業をおこした人たちが5年後、10年後と会社を維持できるかといえば、非常に厳しいものがあります。今の日本の社会では企業をおこして成功するというのは特定の業種を除いては非常に難しいことなのです。日本はすでに成熟した社会ですので、新規に参入できる分野というのは限られているのです。新規参入しやすい分野というのはITなどのニュービジネスの場合が多いのですが、誰かが新しいアイデアや新製品を開発して会社をおこしても、資本力のある大きな会社がその分野にすぐに参入してきて、競争に負けることがしばしばあります。もちろん、単に会社をおこすだけであればそれなりの資金さえあればできないことはないのですが、その会社を5年、10年と維持することはとても大変なことなのです。
ところが美容業というのはその特徴から、他の業種と大いに違って独立して経営者になることは比較的容易で、もちろん競争は厳しいのですが、経営者としてサロンを維持することも決して難しくはないのです。残念ながらデータはないのですが、有名大学やビジネススクールの「企業家コース」に学ぶ人たちよりもこの山野美容芸術短期大学や姉妹校の山野美容専門学校で学んだ方のほうが、将来会社をおこしやすく、経営者になりやすいことは容易に推測できます。

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