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コラム

8.肌の色を変える香粧品

2009.03.31

肌の色を変える香粧品として、ファンデーションをはじめとするメイクアップ化粧品が最も多く利用されています。これらのメイクアップ化粧品には、可視光を散乱する素材や、ベンガラなどの色を持つ素材が配合され、容易に自分の肌を好みの色に変えることができ、そして落とすこともできます。その他に、紫外線Bをカットして紫外線Aのみを透過させることでメラニン形成を促進させるサンタン化粧品もありますが、紫外線の健康への影響が報告されている現在では、多用することはお勧めできません。また、ジヒドロキシアセトンとよばれる素材を配合し、肌の上で化学反応を生じさせ、肌を小麦色にする香粧品もありますが、ファンデーションのように色の多様性はありません。
テレビで放映される「プロ野球 珍プレー・好プレー」の好プレーの放映時間ように、肌の色を変える香粧品に関する紹介は短くなってしまいましたが、白い肌の維持から黒い肌の作り方まで、一通りの話はできたものと思います。
近年、メタボリックシンドローム予防などにみられるように、健康管理は自己管理の一つという考え方が社会に浸透しつつあります。一方、紫外線防御のように、自分の肌の色を守ることが、健康維持の上で必要であるということも、社会全体に広まってきました。これらのことから、白と黒のどちらが好みかは別として、自分の肌の色を管理することも、自己管理の一つということが言えると思います。香粧品はオシャレのためのアイテムから、自己管理に必要なアイテムへと、その役割を広げています。あなたも、自己管理の一つの道具として、香粧品を活用してみてはいかがでしょうか。
本コラムは、2006年度オープンキャンパスで行った体験授業の内容を一部改編し、まとめたものです。

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