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2022年 健康経営訪問プロジェクトvol.5【愛知銀行】

2022.10.04

こんにちは。山野美容芸術短期大学1年の市ノ澤音羽です。
先日8月22日に、大阪大学、大阪公立大学、武庫川女子大学、昭和女子大学、神奈川大学
山野美容芸術短期大学の先生方並びに学生と共に愛知銀行様に訪問させていただきました

当日は①愛知銀行についての会社説明、②健康経営について、③社内見学、④ディスカッ
ション、というプログラムで沢山のお話を聞かせていただきました。
初めに①の会社説明では愛知銀行について、そして銀行で働くことのやりがいなどについ
てお話ししていただきました。
愛知銀行様は赤字計上がなく、他者の評価では東海3県銀行下トップクラスの株価であり
格付Aの銀行です。こうした成果を出すことが出来ている背景には、111年間にも渡って築
き上げてきたお客様との信頼関係があり、それが企業の強みであるとおっしゃっていまし
た。
お客様との信頼関係を築き上げる上で自分のマインドをオープンにすることを心がけてい
るそうです。そうすることで、話しやすい環境を作り、life planにあった資産形成を行うこ
とで、問題の分析と把握をして解決に導いていくことが出来ているそうです。
また、こうした仕事を通して人生を左右するかもしれない場面に立ち合うことで、周りに
影響を与え、地域貢献することができるという点で仕事のやりがいを感じており、そこが
地域金融の魅力がとおっしゃっていました。
「地域社会からの信頼を大切にし、地域社会の繁栄に貢献します」という企業理念を着実
に実現されている企業であるという印象を持ちました。
②の健康経営では健康経営の特徴や進め方、銀行が健康経営を行いづらい理由などについ
て説明をしていただきました。
まず健康経営の特徴として3つ挙げられます。
一つ目は頭取通信です。
頭取から従業員に向けてストレスの解消法などの健康に関する情報発信が行われており、
経営トップが健康経営のトップも務めることで健康経営促進を図っているそうです。
二つ目は組織横断的な体制をとっていることです。
健康経営最高責任者を筆頭に健康経営における推進体制が構成されています。
その中でも特に横のつながりを大切にされているのが健康会議です。
この会議は、銀行・健康保険組合・診療スタッフ・従業員の代表者で構成されており、こ
こで健康施策について企画・立案をしているそうです。そして、企画・立案を進めていく
上で、専門的な知見を取り入れるために関連部署と連携をとるなど、横のつながりを大切
にされています。また役員の方で構成されている健康経営会議を定期的に行い、協議・報
告を行うことで現状把握をし、健康経営促進に向けて取り組まれています。
三つ目は健康経営を事業戦略としての位置づけとしているということです。
事業戦略としての位置づけとされている理由は、健康課題を解決することを目的としてし
まったら意識を向けない人が多くなると考えられたからです。

その為、戦略マップを作成して方針を決めたり、PDCAサイクルを通して課題を見つけて
いったりすることで健康経営促進を図っているそうです。
その他にも健康に対する取り組みとして、ECアンケートを実施して働きがい満足度を計る
ことでメンタル面での把握をおこなったり、健康に関するアンケートを実施されたりして
います。特に健康に関するアンケートは毎年1月〜2月に行われているため、時系列で結果
を把握することができるそうです。
また、ヘルスリテラシー向上により行動変異を図っています。
外部から講師の方を迎えて新人社員に向けての講義をおこなったり、女性の病気のことに
ついての講義では男性にも参加していただき、理解を深めていこうという取り組みが行わ
れたりしていることが愛知銀行様の健康経営における一番の特徴であると私は感じました

③の社内見学では、銀行の窓口やATM、普段目にすることがない金庫の中にも特別に入ら
せていただき見ることが出来ました。
社内見学をしている中で印象に残ったことは、相談できる個別ブースがあったことです。
現在、個人的に直接相談することができるブースを作る銀行が増えてきているという話を
伺いました。
インターネットやAI機能の発達に伴って銀行の仕事が奪われてしまうと考えられています
。そういった中で、直接資産について相談することができる銀行が大切になってくると思
います。そういった時代の流れの背景に個人相談ブースの設立を行っているということは
、実際に銀行に行って自分の目で見て話を聞かなければ知ることが出来なかったことなの
で、新しいことを知ることができて良かったです。
そして、社内にある診療所も見させていただきました。薬局があるため、薬の処方も行わ
れているそうです。その他にも、健康診断の結果をもとに医療機関と患者の方(社員の方
)の間の架け橋となり、病院を紹介することも行なっているそうです。
各産業医の先生が週に1〜2回いらっしゃるということが特徴で、分野ごとに特化した診断
を受けることが出来ます。
また、問診を受けて薬を処方する役割だけでなく、どんな治療をするのか分からなくて病
院に行って治療を受けることが億劫になってしまう人の為に、どんな治療をして、どんな
薬を服用する必要があるのか事前に説明をする場所でもあるため、治療を受ける前の最初
のステップという役割も担っています。
④のディスカッションでは「運動習慣の改善」というテーマでディスカッションを行いま
した。
実際に企業では運動習慣の改善に向けてウォーキング促進に力を入れていて、結果を
見える化するためにアプリを活用していると伺いました。
そのため、私の班ではウォーキングに焦点を当ててディスカッションを進めていきました

私たちが最終的に出した案は以下の2つです。
「◯歳の子どもの運動量に追いつくために、どれくらい歩かなければいけないのかを年代
ごとにまとめる」
「一人あたり1日に歩く歩数の指標を作り、困窮して食べ物に困っている子どもたちに食
べ物を寄付する」

「今まで考えつかなかった案で面白かったです。そして、現在行っている取り組みともマ
ッチしていて良い案でした。」とフィードバックを頂きました。
ディスカッションを通して1から何かを考えるということの大変さを感じました。そして
、ただ新しい案を考えるだけでなく、現在行っている取り組みや進歩状況などと足並みを
揃えて新しい案を考えるということの大切さを学ぶことが出来ました。
今回、愛知銀行様を訪問させて頂き、信頼してもらうためには、まず自分が相手を信頼し
て自分をさらけ出すことが大切だということを学びました。またトップの方が通信を作成
することで健康経営促進を図るなど、愛知銀行様の特別な取り組みについても話を聞くこ
とができて良かったです。
就職は来年ですが、今回学んだことを今後の就職活動などに活かしていきたいです。
お忙しい中、私たちのために丁寧に説明をしてくださった愛知銀行の皆様、
本当にありがとうございました。

 

山野美容芸術短期大学
美容総合学科 美容師免許取得コース
1年 市ノ澤音羽

 

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