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どの家庭にも必ず置いてあり、毎日のように使うものの一つに化粧品があります。一般に化粧品というと、口紅を付けたり、アイシャドーをしたりすることを想像し、主に女性が好んで使うものと想像する方が多いと思います。男性の中には、自分は化粧品に縁がないと思われている方も多いのではないでしょうか。私の手元にある辞書にも、「化粧とは、(1)おしろいや紅などをつけて顔などを美しく見えるようにすること。(2)外観を美しく飾りたてること。」と書かれています。確かに男性は、縁がないようです。
実は、「化粧品」という言葉は「薬事法」という法律により、次のように規定されています。「化粧品とは、人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つために、身体に塗擦、散布、そのほかこれらに類似する方法で使用されることが目的とされているもので、人体に対する作用が緩和なものをいう」とあります。すなわち、多くの女性が日常使用するメイク等の他に、手を洗う「石けん」、髪の毛を洗う「シャンプー」、歯を磨く「歯磨き粉」などにも、化粧品に属するものがあるということです。このように定義されると、化粧品は老若男女問わずに、日常的に使用しているものであることが理解できたと思います。
口紅やアイシャドーのように外見を美しく見せるものだけではなく、身体を清潔に保つための様々な商品も化粧品の仲間です。美容は、清潔に整えることからはじまります。身体を清潔に整えたうえで、口紅やアイシャドーのように外見を美しく見せる化粧品は活かすことができるのです。