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こんにちは。山野美容芸術短期大学1年の市ノ澤音羽です。

先日8月22日に、大阪大学、大阪公立大学、武庫川女子大学、昭和女子大学、神奈川大学、山野美容芸術短期大学の先生方並びに学生と共にブラザー工業様に訪問させていただきました。

当日は①ブラザー工業について、②健康経営に関する取り組み、③ブラザー工業ミュージアムの見学、④グループディスカッションというプログラムで話をお伺いしました。

まず、①のブラザー工業についての説明では、企業紹介動画を拝見させて頂きました。
ミシン修理業や部品の製作からプリンター事業、カラオケ機器事業まで発展を遂げている企業であり、常に「At your side」というお客さまに寄り添うということを大切にされています。私の周りにもブラザー工業様のミシンやプリンターを持っている人が多くいるように、常にお客様のニーズに合わせて製品を作っている企業であるために高い支持率があるのだなと思いました。

②の健康経営に関する取り組みでは、実際に取り組まれていることや海外の企業との連携をどのようにとっているかなど、質疑応答でキャッチボールをしながら説明をしてくださいました。

ブラザー工業様は2006年から健康管理センターを設立し、メンタルヘルスなどの取り組みを開始されています。健康経営銘柄の認定が始まる前から健康管理センターを設立していて、従業員の健康を守ることへの意識が非常に高いことが伺えます。
2006年から今まで沢山の取り組みが行われている中で、ブラザー工業健康経営の最大の特徴は病院があることだと私は思います。

病院を活用した健康経営は、たくさん行われています。
具体的には従業員の就業時間内の診療、ワクチンの接種、投薬などです。
これ以外にも、禁煙企画を行ったり、ブラザー記念病院の医師がんセミナーなどの講演会を開いたりしています。
診療所との明らかな違いは、治療をするだけでなく「予防」から取り組みを行っているということです。
事前の調べでは、健康診断を主に行っている病院であるという認識がありましたが、実際にお話聞いてこんなにも沢山の取り組みが行われていることに驚きました。

また、もう一つブラザー工業様の面白い取り組みがペアで行う禁煙イベントです。
個人でペアを組み（喫煙者と禁煙者）、禁煙を目指すというイベントなのですが、社長をはじめとしたトップの方も参加されおり、会社全体として健康に関する問題を解決していくということが行動として示されている点が、本当に素敵なことだと思いました。
その他にもニコチンパッチの補助や喫煙者の禁煙を促す禁煙者に向けたサポート研修も行われており、禁煙者に向けたサポート研修ではどのような時に喫煙者はタバコを吸いたくなるのかなどの内容で講義が提供されていました。

2020年までに全面禁煙を進めるという計画でしたが、禁煙施策を進めて結果が出れば社内の全面禁煙を徹底していくというお話でした。
少しずつステップを踏んで全面禁煙を推し進めていく動きが、従業員のペースやニーズに合わせ、足並みを揃えて取り組んでいるような印象を受け、素晴らしい取り組みだなと感じました。
ブラザー工業様は職場単位でのサポートが手厚く行われています。

そして、健康経営に関して無関心層の方に向けてのアプローチとして、絶対に参加しなければいけないセルフ講習・事後面談、任意となるが毎年開催される健康教室、ダイエットプログラムなどが行われています。
職場単位や部署単位で健康経営が行われている為、会社全体で健康に関する意識や関心がかなり高く維持されているのではないかと考えました。

③のミュージアム見学では社内にあるブラザー工業の歴史を振り返るミュージアムを見学させていただきました。
今までブラザー工業で作られてきたミシンやプリンターなどが展示されていました。
最初は麦わら帽子を制作するミシンの制作から始まったということで、麦わら帽子を作成する機械が展示されていたり、年代ごとに何が売り出されたのかをまとめた年表が展示されていたり、ブラザー工業の歴史を1から振り返って知ることが出来ました。
またSDGsに対する取り組みも行われているということで、電気を創出するのに、電子を取り出して電気を生み出す装置の見本が置かれていたことも印象に残っています。

④のディスカッションは「従業員が健康リテラシーをあげるための新規事業」というテーマで行いました。
ブラザー工業と言ったらミシンかプリンターという印象が強く、企業に合う且つ従業員の健康リテラシーをあげることができるという観点から新規事業を考えることがとても難しかったです。

今回、ブラザー工業株式会社様を訪問させて頂き、やはりチームワークというものは何に対しても必要なことであるということを感じました。
また、今回説明してくださった保健師の曽我様の
「健康経営銘柄を取るために健康経営を行っているわけではなく、ブラザー工業内での健康問題を解決しようと動いているだけです」
という言葉がとても印象に残りました。
病院を持っているほか、企業限定公開の体操動画の配信も行っているという点で他の企業にはない特別な取り組みについてお話を聞くことができて、良かったです。

就職活動は来年ですが、今回学んだことを今後の就職活動に活かしていきたいです。
そして、今回のプロジェクトを通して初めて学んだ健康経営に興味を持ったので、今後も本を読むなど勉強することを続けていきたいと思います。

お忙しい中、私たちにわかりやすいように説明をしてくださったブラザー工業の皆様、
本当にありがとうございました。

山野美容芸術短期大学
美容総合学科　美容師免許取得コース
1年　市ノ澤音羽