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コラム
美容師の大変なこと|仕事のつらさ・やりがい・対処法まで現実を解説
2026.08.15

「美容師の仕事は大変だと聞くけれど、実際にどんなことがつらいの?」「大変なことがあっても続けている美容師はどんなやりがいを感じているの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。
美容師はお客様を美しくする華やかな仕事である一方、拘束時間の長さや収入面の課題、手荒れなどの身体的な負担もあり、決して楽な仕事ではありません。しかし、大変なことの中身を事前に理解し、自分に合った対処法を知っておけば、長く活躍し続けることは十分に可能です。
この記事では、美容師の大変なことを具体的に紹介するとともに、やりがいや魅力、大変さを軽減するための対処法まで詳しくお伝えします。まずは以下の表で要点をご確認ください。
美容師の大変なこと7選
美容師として働くうえで「大変だ」と感じやすいポイントを7つ紹介します。すべてのサロンに当てはまるわけではありませんが、美容師を目指す方が事前に知っておくべき現実です。
1. 拘束時間が長い
美容師が大変だと感じる最も多い理由の一つが、拘束時間の長さです。美容室の営業時間は一般的に10時〜19時頃ですが、開店前の準備や閉店後の片付け、さらに営業後の練習や講習があるため、実際の拘束時間は12時間を超えることも珍しくありません。
一般的な会社員と比べて自由な時間が少なくなりやすいため、プライベートとの両立に苦労する方が多い傾向にあります。
2. 休みが少ない
近年は週休2日制を導入するサロンも増えてきましたが、美容師の年間休日は約90日が平均とされており、一般企業の約120日と比べると少なめです。さらに美容室は土日祝日が最も忙しいため、友人や家族と予定を合わせにくい点もストレスの要因になります。
3. 収入が低め
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、美容師の平均年収は約379万円です。拘束時間の長さを考えると、時給換算では他業種より低くなるケースが多いのが実情です。特にアシスタント時代は月給17万〜20万円程度で、ウィッグ代やハサミの購入費、講習費を差し引くと手元にほとんど残らないという声も聞かれます。
賃金データの詳細は厚生労働省「賃金構造基本統計調査」で確認できます。
美容師の給与事情を詳しく知りたい方は、美容師の給料はどのくらい?平均年収・役職別の収入・給料を上げる方法まで解説もあわせてご覧ください。
4. 手荒れ・腰痛など身体への負担
シャンプーやカラー剤、パーマ液などの薬剤に日常的に触れるため、手荒れが慢性化しやすいのは美容師特有の悩みです。症状がひどくなるとドクターストップがかかり、退職せざるを得ないケースもあります。
また、長時間の立ち仕事やシャンプー時の前かがみ姿勢による腰痛・肩こりも深刻な問題です。身体的な負担が蓄積し、好きな仕事を続けられなくなる方も少なくありません。
5. アシスタント時代の厳しさ
美容師のキャリアはアシスタントからスタートし、スタイリストとしてデビューするまでには一般的に2〜3年かかります。この期間は先輩の施術のサポートや雑務をこなしながら、営業時間外に技術の練習を続ける日々が続きます。
理想と現実のギャップに悩むのもこの時期です。「もっと楽しいと思っていた」「思ったより上手くいかない」という声は多く、同期との技術習得のスピード差にプレッシャーを感じる方もいます。
6. 人間関係のストレス
サロンは比較的少人数の職場が多いため、上下関係やスタッフ間の人間関係が濃密になりやすい環境です。先輩との相性が合わなかったり、上下関係が必要以上に厳しかったりすると、精神的な負担が大きくなります。
また、お客様対応の面でも、難しい注文やクレームへの対応に苦労する場面があります。どのお客様にも平等に丁寧な接客をしなければならず、コミュニケーション面でのストレスは小さくありません。
7. 技術習得に終わりがない
美容師は技術職であるため、スタイリストになった後も新しいカット技法やカラー技術、トレンドの研究を続ける必要があります。常に学び続ける姿勢が求められる点は、やりがいでもある一方、プレッシャーに感じる方もいます。
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美容師の大変さを軽減するための対処法
大変なことが多い美容師の仕事ですが、工夫次第で状況を改善する方法はいくつもあります。「美容師をやめたい」と感じたとしても、それは「今の職場が合っていない」だけかもしれません。
労働環境のよいサロンに転職する
近年は労働環境の改善に力を入れるサロンが増えています。週休2日制の導入、有給休暇の取得推進、残業時間の管理、手荒れ対策としてオーガニック商材や手袋の支給を行うサロンも出てきました。
「大変すぎる」と感じたら、まずは他のサロンの労働条件を調べてみましょう。同じ美容師でも、職場が変わるだけで働きやすさが大きく変わることがあります。
フリーランス・業務委託に切り替える
正社員としての拘束時間やシフトに縛られず、自分のペースで働けるフリーランスや業務委託という選択肢もあります。面貸し(ミラーレンタル)やシェアサロンを活用すれば、固定費を抑えながら自由度の高い働き方が実現できます。
独立開業で自分の理想の環境をつくる
技術力と顧客基盤が十分にあれば、自分のサロンを持つことも有力な選択肢です。営業時間や休日の設定、価格帯やメニュー構成をすべて自分で決められるため、「こんな美容室で働きたい」という理想を自ら実現できます。
美容師免許を活かして別の職種に挑戦する
美容師免許を活かせる仕事は、美容室だけではありません。アイリスト、ヘアメイクアーティスト、ブライダルサロン、訪問美容師、化粧品メーカーのビューティーアドバイザーなど、美容師免許があることで就ける職種は多岐にわたります。
美容師免許が活かせる仕事については、美容の仕事にはどんな種類がある?職種一覧・資格・年収・なり方まで解説で詳しく紹介しています。
身体のケアを習慣にする
手荒れの予防には、施術時の手袋着用やこまめなハンドクリームの使用が効果的です。腰痛や肩こりには、日常的なストレッチや姿勢の改善、定期的な整体・マッサージの利用も有効です。身体は美容師にとって最大の資本ですから、セルフケアを習慣にすることが長く働き続けるための基本です。
大変でも美容師を続けたくなるやりがいと魅力
大変なことが多い美容師の仕事ですが、それでも多くの方がこの仕事を続けているのは、大変さを上回るやりがいがあるからです。
お客様の笑顔と「ありがとう」の言葉
美容師が最もやりがいを感じる瞬間は、施術後にお客様が鏡を見て笑顔になり、「ありがとう」「すごく気に入った」と言ってくださるときです。自分の技術でお客様を喜ばせられる感覚は、他の仕事では味わえない美容師ならではの醍醐味です。
技術の成長を実感できる
練習を重ねるたびに自分の腕が上がっていく実感は、大きなモチベーションになります。アシスタント時代の苦労を乗り越えてスタイリストとしてデビューした瞬間や、指名のお客様が増えていく過程は、努力が報われる喜びに満ちています。
自己表現とクリエイティブな仕事
カットやカラーを通じて自分のセンスや技術を表現できるのも美容師の魅力です。お客様の要望を汲み取りながら、最適なヘアスタイルを提案・創り上げていく作業はクリエイティブなやりがいに満ちています。
独立の夢を追える
美容師は、いずれ自分のサロンを持つという「独立開業」の夢を現実的に目指せる職業です。経験を積んで固定客をつかめば、自分の理想とする空間やサービスを創り上げることができます。努力が形になる達成感は、大変さを乗り越える原動力になります。
美容師の将来性について詳しくは、美容師の将来性は?業界の動向・伸びる分野・年収の展望を解説もご参照ください。
美容師を目指す前に知っておきたいこと
美容師の大変さとやりがいの両面を理解したうえで、自分に合った進路を選ぶことが大切です。ここでは、美容師を目指す方が押さえておきたいポイントを紹介します。
学校選びが将来を左右する
美容師免許を取得するためには、厚生労働大臣が指定する美容師養成施設で所定の課程を修了する必要があります。学校によってカリキュラムや実習環境、国家試験対策の充実度は大きく異なるため、自分の目標に合った学校を選ぶことが重要です。
美容系短期大学であれば、美容師免許の取得に加えて一般教養やビジネスの知識も学べ、卒業時に短期大学士の学位が付与されます。サロン以外のキャリアも視野に入れたい方には、幅広い学びができる環境がおすすめです。
山野美容芸術短期大学のカリキュラムは、美容総合学科のページで確認できます。
就職先の労働環境を事前にチェックする
美容師の大変さは、サロンの労働環境によって大きく異なります。就職活動の段階で、営業時間・休日数・残業の有無・手荒れ対策・給与体系・キャリアアップの仕組みなどを細かく確認しておきましょう。インターンシップやサロン見学に参加して、実際の雰囲気を体感することも大切です。
美容師になるためのステップは、美容師になるには?必要な資格・学校選び・仕事内容・年収まで詳しく解説で解説しています。
美容師国家試験の内容は、美容師国家試験とは?試験内容・合格率・受験資格・対策方法を詳しく解説をご覧ください。
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まとめ
美容師の仕事には、拘束時間の長さ、収入面の課題、手荒れや腰痛などの身体的負担、人間関係のストレスなど、さまざまな大変なことがあります。特にアシスタント時代は練習と雑務に追われる厳しい期間ですが、この時期を乗り越えてスタイリストになれば、仕事の楽しさは大きく変わります。
大変さを感じたときには、転職・フリーランス・独立開業など働き方を見直す選択肢があります。美容師免許を活かしてアイリストやヘアメイクアーティストなど別の職種に挑戦する道もあります。大変なことの先に、お客様の笑顔や自分自身の成長、独立の夢といった大きなやりがいが待っているのが美容師という仕事です。
美容師を目指すなら、まずは自分に合った学校を選ぶことが大切です。山野美容芸術短期大学では、美容師国家資格の取得を目指しながら幅広い美容技術と教養を学べます。短期大学士の学位も取得でき、サロン以外のキャリアも含めた多彩な選択肢につながる土台を築けます。
キャリアサポートについて詳しくは、山野美容芸術短期大学のキャリアサポートページをご覧ください。



